『皆の往く途・歩く途』#30

……なんか物凄い勢いで、自分を追い込んでるような気がしてならん。
まぁ、人によっては、『何を追い込んでるんだ?』って事になりそうだけど、ま、ね。
いろいろあるわけよ。


えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
気がつきゃ、5つ目になってしまっている今日この頃。結局、もう一派は、すっ飛ばします。まぁ、カイル側はカイル側で、いろいろと有ったんだろうけど……そっちにとっ掛かったら、終わるのが何時になるのか見えてこなくなりそうで(滝汗)。そうでなくても、もう、2ヶ月押しなのにねぇ。

んでは、本文。

当日#1

<-『作業#7』

「ぐっもーにん・えぶりばでぃ」
 飾り付けの準備――マラリヤが、ルキアやタイガの予想に反して、ノリノリで作業していたのは言うまでもないかも知れないが――、教室の手配などが終了し、後は、期が満ちるのを待つのみになった、その日の朝。いつものように、アメリアが、HRの開始を告げる声を上げる。
「えーっと、皆も判っていると思うけど、今日が、エラキスちゃんに任せた、冬至祭の当日なんだけど、最後の追い込みと割り切って、手伝える限り、手伝ってあげてね」
 はっぱをかけているのか、そうでないのか、判断に苦しむような表現でアメリアが、皆に今日の予定を呼びかける。
「って事は、今日は、トーナメントに出んでもええっちゅう事ですか?」
 と、タイガが、アメリアの言葉を言質にとっての質問を投げかける。と、アメリアの方も、或る程度予想できていたのか、
「正直言えば、トーナメントにも出て欲しいけど、エラキスちゃんの補佐役だったっけ?」
 と、今の彼の立場を確認するように問い返す。
「そう言うことですわ」
 大義名分がある、と言いたげにタイガがアメリアの問いかけに応えると、
「正直言えば、タイガ君には、もう少し真面目にトーナメントに参加して欲しいところなんだけど…… フラムスティードさん?」
「あ、はい」
 突然話題を振られた格好になった筈のカイルも、タイガが言葉をかけた時点から、こうなることを予想していたかのように、落ち着いた態度で応える。
「今日は、身体空きそう?」
「厳しいですね」
 とのカイルの回答に、タイガも我が意を得たり、と笑みを浮かべる。予想できていたとは言え、タイガの出席率が低下することを公に認めるしかない状況が成立してしまっていたことに、思わず溜息が漏れる。
「……仕方ないわね。今日一日は、大目にみてあげるわ」
 とのアメリアの言葉に、タイガが「よっしゃー!」との声を上げるが、すかさずアメリアも、釘を刺すように、
「ただし、今日一日だけ。明日以降は、フラムスティードさんに、きっちり張り付いてもらいますから、覚悟しておくように」
 とぴしゃりと一言叩き付ける。と、タイガも、「うぇ〜」とのうめきを漏らす。彼のその様子から、手綱を引き締めた、と判断したのか、これからの準備などへの注意を呼びかける。
「それじゃ、準備は言うまでもないけど、パーティの時も、羽目を外しすぎて、怪我とかないように注意して、楽しみましょう」
 アメリアの言葉に、ルキアが、一番張り切った声を上げて応えた。それに釣られるように、残りの面々も口々に、応える。
「それじゃ、今日も一日、おきらくごくらくで行きましょう」
 と締めくくりの言葉を張り上げて、アメリアは教壇から降りた。

To be continued... -> 『当日#2』
コメント打つまでもねーな、と思うけど、って人は、こっちの拍手から。

ダベリ

すれすれすぎるのも、程がある今日この頃。皆様、いかがお過ごしですか?
一時間おくれでの公開ですよ?(滝汗)

さてと。んじゃ、ま、今日から、パートを切り替えますかね、って感じに。
で、この冬至祭の日程として想定しているのは、クリスマス以降大晦日前ってことでね。
準備の始動などが、遅れている影響で、食材の手配とかが、とかなんとかでね。

ようやく、この話で書きたいシーンに近づいてきたかな、ってところですわ。気分的にはね。
とは言うものの……引き金になった絵とは、全然違う形に決着しそうなのが問題ですけど(涙)。


ま、今日のところはこんな感じで。続きは、巧く廻れば、また明日ってことで。
綱渡りは……相変わらず、続行中です(号泣)。