元来、洞窟探検において火を使うことは御法度に近い事だった気がするけど。
物が燃えると、二酸化炭素が発生して、不完全燃焼が起これば、有毒*1の一酸化炭素が発生するってのは、常識……だと思った。特に、中学生ともなれば、それなりに、燃焼などの実験も経験して、換気されない環境での燃焼の変化の過程なども、知っていると。
どうやら、それは、俺の世代の常識であって、件の事故で、命を落とした連中には、常識ではなかったらしい。
遊びのつもりで、入るにしても、ライターを連中が持っていたと聴いたときは、自分の耳を本気で疑ったし、連中の発想に疑問を持った。
信じられない、ってのが正直な気持ち。
理科離れが、叫ばれてるけど……本気で理科教えないと、危険すら理解できないバカだらけになるんじゃないのか?
って、方向のずれた危機感を抱いてしまったり。
弾幕だって、ある程度危険な状況を経験しないと、対応力下がるだけなんだし。
そう言えば、二酸化炭素中毒になると、眠るように落ちるらしいから、そのまま燃焼が続いたりすると……二酸化炭素中毒→一酸化炭素中毒に、発展する危険性も有るわけで。
今回ほど、無知ほど恐ろしい物はないな、と考えた次第。
*1:ヘモグロビンと反応して、ヘモグロビンの機能が破壊されるため