光にあるには、暗すぎて、影にあるには、明るすぎる……

俺が、自分に言い聞かせているのは、『常に“灰色”で在れ』。清廉潔白は、性に合わない。黒くなるには、白すぎる、なんて自分にはピッタリな色かな、って思ってもいるんだけどさ。

何故、灰色?

全てを拒絶する白、全てを受け入れる黒、それらを共に内包することのできる色。それが灰色だと、俺が思っているから。
これは、極端になることなく、常に対向する概念・存在を保つ*1ようにと、自分に言い聞かせている影響でもある。
何らかの形で、対向の狭間に置かれたとき、俺は、その両方の言い分を聞くように心がけてるし、その結果で、自らの判断を下すようにしている。ただ……問題があるとしたら、自分が、その対向する片側に立ったとき……情け容赦なく秋霜の刃を抜いてしまうところか(苦笑)。

それ以外にも、こういう意味も持たせてある。

俺が作り上げた世界舞台において、光にも闇にも与せず、淡々と刻み、始から終へと絶えることなく流れ続ける「時の流れ」に関る神々に仕える神官たちが着る服の色を、灰色にしてある。
これは、白を基調とする光の神々、黒を基調とする闇の神々、との対比からの色設定なんだけど、別の意味として、既述した、全ての色が混在したときに顕れる色、との見方も影響している。
そうでなくても、灰色というのは、白の中にあっては黒すぎ、黒の中にあっては白すぎると、完全には融和できない色であり、「存在する」ことに重きを置く、光と闇の神々とは別の軸に支配されている、と言うことを無言で語るための要素の一つ。そのために、灰色の神官服を纏う者達は、人が人を裁かなければならない世界において、唯一、裁定者としての権限も与えられていることも意味しているんだけどね。

とか言ったところで、どうでもいい話じゃん。

暑さで頭が飛んでてさ……最終ブロックの執筆が進まんのよ。早い話。
夏が来る前に、カタ付けとけば良かった。⊂⌒~⊃。Д。)⊃

*1:これは、第一期ロードスに登場した、古代魔法帝国の生き残りカーラの指針に近いところがあるし、実際、俺と美乃梨のやりとりを見ていると、おぼろげに見えるかも知れないけど、俺がブレーキなら美乃梨がアクセル。俺がアクセルなら美乃梨がブレーキ、になるように心がけている