パートが変わった直後に週末挟むぜ、ヘイ!

……頭、良くないよね(瀧汗)。まぁ、そんな感じ。
さてと、お茶濁しの微改変コピペの後で本文を。
大まかなおさらいは、00年02月02日。ん〜っとね、『術(すべ)と導(しるべ)とに別れた二人』に関する記述も追加しといたですよ。で、話の頭は、8/7。今日から、新しいパートの始まり。

魔(大いなる力)を導く士(もの)として#1

<-『術(すべ)と導(しるべ)とに別れた二人#4』

 ユリが魔導士号を授かった翌朝。

「何処行ったんや、二人とも……?」
 いつまでたっても、ラスクたちが姿を見せないことに、気をもんだのか、ラスクの部屋の様子をうかがい、教室に戻ってきたタイガの最初のぼやきだ。
 二人のことを心配している様子のタイガに、真っ先に気がついたサンダースが、どうかしたのか? と問いかける。
「いや、ラスクたちをみいひんな、思てな」
「何か区切りになるようなことがあったのではないのか?」
「区切り、なぁ……」
 とサンダースの指摘を受ける格好でタイガは、二人の様子を思い返す。言われてみれば、確かに、トーナメントへの参加頻度が上がっていたような気がする。
「まぁ、確かに、最近、トーナメントに足繁く通っとったし……」
 とつぶやいたところで、タイガは、適任となる人物が居たことを思いだした。
「なぁ、レオン」
「なんだよ?」
「賢徒の碑、いうたか? ラスクが区切りの時に行くのは?」
「それがどうかしたのか?」
「場所、どこにあるん?」
「案内しろって言うんじゃないだろうな?」
 怪訝そうな表情で自分を見るレオンに、タイガは、真っ向から言葉を投げ返す。
「誰が言うかい! ラスクならともかく、むっさい野郎とそこ行くなんて考えとうないわ」
「なんで、そこでラスク限定なの?」
 レオンへのタイガの反論を、敢えて、そのように解釈したと言いたげな表情でルキアが、首を突っ込んでくる。
「ラスク殿が、タイガ殿にとって、弟みたいなものだからだろう」
 自分が反論したのでは、火に油を注ぐ事になりかねない、と瞬時に判断したタイガと同じ結論に達したのか、サンダースが、助け船を出すかのように二人の間に割ってはいる。
「つまんないなぁ」
 故意に間違った解釈の情報で遊ぼうとしていたのか、サンダースの正論に対して、不平の声をルキアが上げる。
「どうせなら、『ラスク、俺、我慢できへんねん!』とか有っても良かったのになぁ、と思ってたのに」
「……お前、俺らの関係にヒビ入れたいんか?」
 ネジが三本ぐらい吹き飛んでいるような妄想を口にするルキアに対して、タイガがすごんでみせるが、
「これぐらいでヒビの入るような関係だったら、とっくに壊れてたんじゃないの?」
 と、のれんに腕押し、柳に風、との表現がピッタリあてはまるようなリアクションで答えると、凄むように言葉を続ける。
「仮に、あんたが、本当にそんな事やってたら、あんたは女子生徒(みんな)の敵だから」
「あほ言うな。男は、ぶん殴る相手にはできても、いちゃつく相手には出来へんわ!」

「弟分や、言うてるやろ」

To be continued... -> 『魔(大いなる力)を導く士(もの)として#2』

ダベリ

『境界線』の時と同じように、(実質的な)最終パートの分量が安定しないという、ていたらく……orz
困ったもんですな。本当に。あと、このパートは、ちょっとモザイク的に話を進めていくので、時系列とか、きちんと把握するように心がけて欲しいなぁ、とかなんとか。
贅沢言ってますね(汗)。