夜半・未明の更新は、保険って性格があったりするんだけどさ。
スタートは、今日、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
このパートは、最初のパートなんで、こっから読んでいけば、イヤでも、頭からに。
では、本文。
To the BORDER, It is 4 steps more.#3
<- 『To the BORDER, It is 4 steps more.#2』 アメリアが、教室から退出すると同時に、ラスクの席にルキアが突進する。 「ラスク、ラスク。いいから、こっち来る」 「うぇ?」 状況を理解できない、と言う表情を浮かべているラスクの手を取ると、半ば強引にユリのところに引っ張っていく。 「な、何? 何事?」 突然、ルキアに引っ張り回されるはめになったラスクが、状況を把握しようと、疑問の声を上げるのだが、それに応えようとする者は、残念ながら、居なかった。 「ちょ、ちょっと! 痛い、痛いってば」 ルキアの行動の意味を応える者が居ないことを悟ったラスクは、意味を問うことを諦め、引き回している彼女を諫めようと抗議の声を上げることにした。 が、当の本人に、それを気に止めようという気配はなく…… 「ユーリさんっと」 ユリとの距離が手頃だと判断したのか、引っ張っていたラスクを、ユリのところめがけて、突き飛ばしていた。 「うわっ!?」「えっ?」 ラスクとユリがそれぞれ、驚きの声を漏らすが、ルキアの狙いを真っ先に察知していたのか、ユリの方は、ラスクを受け止めるための態勢をとろうとする。 「よっ……?! えっ、ちょっと!」 受け止める、というよりは、抱き留める、との表現の方が相応しい状況になったのだが、ルキアの勢いが強すぎたのか、不十分だった態勢では、ラスクの勢いを殺しきることができずに、ラスクに後ろ向きのまま体当たりされる格好になり、そのまま彼の下敷きにされる形になってしまっていた。 「ルキア! 何すんのよ!」 とのユリの抗議に、ラスクも早く退こうと考えるのだが、どう動けば彼女への負担が小さくできるのか、考えあぐねてしまい、結果的に身動きが取れなくなっていた。 「だってー、二人の賢者昇格が近づいてるって証拠じゃない? 購買からの呼び出しなんてさ」 「だからって! ラスク、ごめん、降りてくれない?」 二人の惨状に気がついたのか、サンダースとタイガの二人が、ラスクたちのところにかけよる。 「ラスク、大丈夫か?」 とのタイガの言葉を合図にするかのように、タイガとサンダースが、ラスクに手をさしのべる。と、二人の行いの意図を読み取ったのか、ラスクも、二人の手をとっていた。 二人に引っ張り上げられる格好で、身体を起こしたラスクは、 「ありがとう」 と素直に感謝の言葉を投げかける。どう動くかを決めあぐねていた彼にとって、二人の気遣いが有り難かったのだ。 「災難だったな」 と、サンダースがラスクに声をかける一方で、タイガは、 「ユリも大丈夫か?」 との言葉を投げかけていた。 To be continued... -> 『To the BORDER, It is 4 steps more.#4』
ダベリ
ルキア、無茶しすぎ(汗)。なんつうか、こういうキャラで押し切って良いんだろうかって気もするけど……
まぁ、締めるところは締めてるからいいよね、とかなんとか。
体調の方は、微妙っす。
消化器廻りなら、一晩あれば、ある程度は回復するんだけどなぁ……
通常形態になってたら、回復したってことでね。
なんとか、回復したっぽい雰囲気。後、コピペ→修正の流れを忘れてしまい、今日が#3なのに、続きが#3になっている、ループで恥ずかしいミスを修正。
今日のところは、これまで。続きは、また明日。