ようやく最後の部分への繋がりが見えてきたところなんだけどさ……
なんというか、ダラダラ書いていた記憶ないのにねぇ……
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパートは、10/30から。
んでは、本文をば、どぞ。
Lask the ADEPT #11
<-『Lask the ADEPT #10』 「レオンさん、見てきたよ」 とのラスクの声が教室に響いたところで、タイガがカイルに言葉をかけた。 「ほれ、言うたとおりやろ?」 「それで、僕にどうしろって言うんです?」 何が狙いなのか、とカイルがタイガに問いかけると、 「俺が言うよりも、お前さんが言うた方が速いんとちゃうかなぁ、と思うてな」 惚けたような調子でタイガが答えた。 「どうだった?」 との単刀直入なレオンの言葉に、ラスクは準備していた答えをそのまま口にする。 「サツキさんのまま、増えてなかったよ」 「そう、か……ありがとな」 レオンが抱えているだろう心境が、その声にそのまま現れていた。一言で表すなら、複雑、と言ったところだろうか。 ――生きてることが判っているのに……どうして、あまり嬉しそうじゃないんだろう? ラスクには、レオンがとぎれとぎれな言葉で答えたことが理解できなかった。 「それじゃ、いこ」「いい加減、自分で確認に行けるようになりなよ」 ラスクに、出発を促そうとしたユリの言葉に、ルキアの言葉が被さった。 「うっせ。あと一回あるんだから、まだ良いだろ」 と、むくれながら、レオンが答える。 「どっちもどっちだなぁ」「だね」 レオンとルキアのやりとりを聞いて、ユリが呆れたようにつぶやくと、それにラスクも同調する。 「行こっか」 と教室を後にしようとしたユリたちに、 「ちょっと待ってください」 とカイルが声をかける。 「野暮ったいぞ、カイル」 とのルキアの声が飛ぶが、当のカイルは、そんなことなど意に介した風でもなく、ラスクに対して、言葉を続けた。 「ラスク君、ちょっといいですか?」 「なに?」 予想外と言えば、予想外の展開ではあったのだが、ラスクもそれにのまれるでもなく、平然と答えている。 「一体何事?」 とユリがぼやくと、 「ここじゃ、ちょっと話しづらいんで、教室の外に行きませんか? ユリさんも一緒に」 「警告、って言うほどのものでもないんですけど、ラスク君は、もう一日休んでも良いような気がするんです」 「まさか、追いつかれそうなのが恐いの?」 と、ユリが穿った質問を投げかけると、誤解を解きたいのか、両手を左右に振ると 「そんなつもりで言ってるんじゃありませんよ。僕だって、独りでキングリーグに出てるのはつまんないんですから」 と、反論する。 「それに、追いつかれるのが恐いんだったら、ラスク君より、ユリさん。あなたや、セリオス君の方が、ずっとか恐いですよ」 「なんで?」 カイルの予想外の言葉にユリが、素直に疑問の言葉を投げ返す。と、難しい事じゃないですよ、と言いたげにカイルが答える。 「ふたりとも、魔導士になっているでしょう?」 「そっか」 「どうして、休めって?」 納得した様子のユリに変わって、ラスク自身がカイルに問いかける。 「ラスク君が無理していたからですよ」 To be continued... -> 『Lask the ADEPT #12』
ダベリ
……ひとつのパートで、二桁の大台に乗せたのって、これが初めてだよな?
『境界線』の時の「幕間#3・私が一番聞きたい話」の#10は、パート自体に対するおまけ、ってところだから、実質的には#9までしか行ってないし、って二つに別けた「Break the Wall」は全部で11のパートに別れてるけど……これを含めても良いのかどうか。ねぇ。っとどうでもいい話はこれぐらいにして。
さてと、カイルにはタイガとは違う方向での兄貴的行動を取ってもらおうかなってね。タイガは、基本的に放置気味に後ろで見守ってて、ヤバそうな方向に行きそうになった時だけ適材適所な修正の仕方をするけど、カイルは、とかく介入せずにはいられないタイプってところで。
って、なんのかんので、結局弟的な位置付けになっちまうのね、うちのラスクって。
さてと、今日は、ま、こんなところでね。この後、バックアップにとっかからないとならんからさ。一応、明日の分量は、準備できているから、また明日ってことで。