最初は、今日終わる予定でした。
『予定は未定にして、決定に非ず』とは良く言ったものです。
えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
ちょっとした話にするつもりだったのに、気がつけば、藍様のシッポの本数と同じ九つ目。
もうすぐ終了……なんだけど、山も谷も無いままに、四ヶ月間引っ張ってきたことになるな……
んでは、本文。
行く途・歩く途#9
<-『行く途・歩く途#8』 「で、もう一度、修練生から始めてもらう、って事と関係するんだけど、」 と、全員を見渡して、アメリアは、皆の着ている制服を確認し、伝えておくべき事だろうと、判断した。 「今、賢徒服を着ている皆さんは、賢徒服の着用を自粛するように」 ラスクは、短い声で、ユリは、教室中に響きそうな声で、それぞれ、抗議するように応えていた。それをきっかけとするように、ルキアやレオン、アロエやヤンヤンがざわざわとざわつきはじめていた。 「そのかわり、あなたたちに訪れる試練をクリアできたら、賢徒服を着ることに異論はないから」 と、次なる試練を提示して、アメリアが、二人の反論に応えると、皆の質問をラスクたちが代弁していたかのように、皆のざわつきが、一気におさまった。 「これで、最後になるけど、明日のHRで、みんなのメダリオンを、フォートとクォーターを除いて回収させてもらいます」 この言葉に、まっ先に噛みついたのは、補習確定のタイガと、補習を受けるつもりになっていたレオンの二人だった。 「タイガ君と、ラスアルゲティ君は、ちゃんと、今の階級での選択が出来るようになっているから。気にしないの」 と、アメリアに諭され、渋々、二人は矛を収めた。 「それじゃ、皆さん。今日一日、悔いの無いように過ごしてください。私からは以上です」 翌日。 「それじゃ、今日から、気分も改めて、おきらくごくらく」 と、いつもの言葉で、HRを締めくくったアメリアが、生徒たちから回収したメダリオンと共に、教室を後にしていた。 担任が出ていくのを確認すると、タイガは、申し訳なさそうな表情のラスクの所に、自分から出向いていた。 自分たちから、タイガのところに行くことの方が多かったにもかかわらず、今日に限っては、タイガの方から、ラスクの所に向かうというのが、ユリには理解できなかったのだ。 「タイガ、ちょっと、?」 と、ユリが、彼を呼び止めようとするのだが、タイガは、そんな声など意に介した様子もなく、ラスクの所に向かっていく。 「ちょっと、タイガ」 「ラスク、」 「その、ごめんなさい」 「なんで、お前さんが俺に謝らないかんねん?」 呼びかけられるのを待っていたように、謝ったラスクにタイガのほうが、その理由を問いかける。 「俺が補習せないかんようになったことで、お前さんが俺に謝る義理はないやろ? 俺が謝るんならともかく」 「でも、」 「俺が補習を受けないかんようになったんは、俺の自業自得や」 こうなることは、何処かで覚悟していた、と言いたげに、タイガはラスクに言葉をかける。が、ラスクの方は、それで納得することができなかったのだろう。 「良し、それじゃ、こうしよ」 「どうすんのよ?」 割り込むのは野暮だと思っていたからなのか、二人のやりとりを見つめていたユリが、ようやく言葉を挟む。と、それを待っていたかのように、タイガがラスクに言葉をかけた。 「ラスク。申し訳ないと思うんやったら、俺が補習受けとる間に、もう一度、白服着られるようになれ」 To be continued... -> 『行く途・歩く途#10』コメント投げるまでもねーな、と思うけど、って人は、こっちの拍手から。
ダベリ
今日は、妙な失敗無いよな?(謎)
えーっと……最初はね、ここで終わったら、いろいろ綺麗かなぁ、って思ってたのよ。
Part9の9話目が、トータル77話目、って適当に数字が並んでてさ。
……どうでもいい話はこれぐらいにしておいて。
話の方は、『3→4』とのカテゴリー通り、着駅とも言える4での状況、作中で言うところの地上教練の初日となったわけでぃすよ。
タイガ兄ちゃんがなにやら条件を切り出したところで、今日は引っ張ってね。んで、最後の締めくくりに。
今日のところは、ここまで。続きは、また明日。
ほんじゃなー。