何時までも、やらんわけには行かんよね、ってことで。

カイルとラスクとクリス、つまり、カイルと、エンライトン姉弟

ちょっと、えげつない設定の仕方になるかも知れないので、ちょっと、覚悟して欲しい。
最近、カテゴリーとしては、『越境』に含まれる形にはなるんだけど、リンクが繋がっていない、浮いたシーンを一つ。上げたんだけど、アレは、これから語ることにも関係していたりする。

さてさて。
ラスクの両親は、故人となっている事は、『境界線』の中で明かしたことなんで、特に触れる必要もないよね。これに関しては、その二ヶ月前に書いた『ホワイトデー夜想曲』の段階で決めていたことなんだけどさ。で、この『境界線』の中で語らせたように、シャロンにとっての真実は、ラスクの両親、つまり、エンライトン夫妻は客死した、ことで止まっている。これは、あらかじめ、知らされていたクリスも同様。
なんだけど、ここで重要なのは、彼女たちにとっての真実は、決して事実とは重ならない、と言うこと。

ここで、『好都合な設定だけつまみ食いして、不都合な設定からは目を逸らす』が、炸裂するんだけど、取り敢えず、考えている光景としては、

  • カイルの事故に関与した人物が、エンライトン夫妻だったと言うこと。
  • そして、カイルは、斃れていく夫妻を目にしてしまった、という事実。

の2点。重要な意味を持ってしまうのが、後者の事実。その前提となる事実に関しては、俺も決めていないし、決めるつもりもない。

って、これは、閑話休題
この2つがある影響で、カイルにとって、ラスクと向き合うときは、何処かで罪の意識がついて回ってしまうのに、ラスクが賢徒昇格した影響で、ますます、それから逃れることができなくなってしまう状況になる。
こっから先は、次の話のネタバレにもなると拙いんで、言及は避けるけどさ。

ただ、事実として定義してあるのは、カイルが、エンライトン夫妻の最期を見た、と言うこと。これだけでも、結構……重いよな……カイルにしてみれば。
後は、それを幾つの頃に設定するか、ってことになるんだけど……いろいろキツくなってくるわ。そこまでやると。