抱き枕、後日談。

――ラスクの部屋にて。互いに、眠くなってきた頃合い。ふたりとも寝間着に着替えて、就寝支度。

ラスク:ちょっと待って
ユリ:?

ラスク:今夜は、僕とユリ、の間に、これを置くから。
――呼び捨てにすることに、多少の抵抗があるのか、どうしてもユリと逝った後に間を作ってしまうラスク。ユリの方も、無理にすらすらと呼び捨てにさせようとは思っていないようで、間ができても反応を示さなくなった……というより、ラスクが何を取り出すのか気になった様子。
――ラスク。自分がプリントされた枕カバーをつけた、抱き枕を取り出す。
ユリ:ラスクってナルシー?
ラスク:違う……
ユリ:だったら、なんでそんなモノもってるの?
ラスク:無いと困ることになったから、姉さんに頼んだの! ……割り引いてくれなかったけど。
――ラスクの行動の意味が理解できず、ユリ抗議。
ユリ:なんでー? せっかくのお泊まりなのに〜 ラスクは、私と寝るのが嫌なの?
――ラスク、うなだれる。
ラスク:僕だって、使わずに済むなら、使いたくないよ。でも、ユリ、ってさ、寝ぼけてると、手加減為しに締め付けるよね?
ユリ:そうだっけ?
ラスク:そうなの! この前、それで、ものすごく苦しい思いしたんだから!
ユリ:でもさ、私は締め付けた覚えはないよ? 確かに、目が覚めたらラスクに抱きついてたけど。
ラスク:それが締め付けてたの! いい? 僕が寝るまで、それを間に置くこと! 判った?
ユリ:は〜い。
ラスク:それじゃ、おやすみ。
――自分に背を向けて、シーツにくるまったラスクを見つめながら、彼の言葉をかみしめて、ユリがつぶやいた。
ユリ:ラスクが寝ちゃったら……直接抱きついてもいいってことだよね?

……何を書いとるか(苦笑)?>自分