ようやく一段落。

金曜日って、一番書き始められる時間が押すから、ちと苦手。だってさ、『SAMURAI7』に、『xxxHolic』だもの。サムライ→リーマンNEO→ゆるナビで、セットを決めたところで、xxxHolicですよ。終わる頃には、27:30まわってるってところで。
でも、ね。今日のは、まだマシな方。多少はストックもあったからね。
ちょっと、ここの流れは唐突かもしんない。けど、まぁ、なんだ。ちょっと突っ込んだ部分になるんで、後回しにした次第。
んじゃ、毎度のように。
この話の先頭は、5/1。その次のブロックは、5/10から。で、幕間#2は、5/18から。では、本文。

幕間#2・昨夜聞かされた話#2

<-『幕間#2・昨夜聞かされた話#1』

 就寝の準備も整い、各々が思い思いの格好で消灯時間を待つばかりとなった頃、このまま終わってしまえばいいのに、と思っていたユリの覚悟を焦らすように、ルキアシャロンに問いかけた。

 思えば、その問いかけが、彼女にとっての沈痛の発端となったのかも知れなかった。

「ねぇ、シャロン?」
「なんですの?」
 ややむくれた様子で、シャロンが応えると、待ってましたとばかりにルキアが淀むことなく問いかけを投げつける。
「ユリがラスクを誘ったとき、どうして割り込んだのさ?」
「『割り込むなんて、野暮』とでも?」
 返答次第では投げ返そうと思ってた言葉で応えられてしまい、気圧されたようにルキアが頷いた。
「……本当は、ラスクが断った理由をユリさんに説明するつもりでしたのに。こんなことになるなんて」
 辟易するような表情を浮かべて、シャロンルキアの質問に応えた。
「え?」
 予想外と言えば予想外のシャロンの発言に、ルキアの表情が軽く白くなる。
「そういえば、シャロンさんのこと、『シャロン姉』って、ラスク君言ってるけど、どうして?」
 同じクラスの中に居るとはいえ、どちらかと言えば、異様なラスクの彼女への呼称に違和感を感じていたのか、アロエが質問の一番槍を放った。
「親戚とか、そういう間柄なんですか?」
 とは、クララの援護だが、シャロンは、その言葉には首を振ることで応えた。
「なら、なんで?」
「私のお父様とクリス、いえ、ラスク達の御両親とに、浅からぬ因縁があったとか」
 とのシャロンの言葉に、最初に反応したのは、ルキアだった。
「え? クリスって、あの購買部のクリスだよね? なんで、ラスクが出てくるの?」
「そう言えば、クリスに、前に言われたっけ……?」
 シャロンが言い直したことに、心当たりがあった様子で、ルキアの後を受ける格好でユリが言葉を継いだ。
「弟のためだ、って」
「弟? だれが? 誰の?」
 ユリの言葉に、真っ先に反応したのは、ルキアだった。
「だから、ラスクがクリスの弟、って事じゃないの?」
 問いただした本人でもあるはずのユリも、ひねり出すような表情を浮かべてルキアの問いかけに応える。と、それに頷くようにシャロンの言葉が続いた。
「ユリさんの仰るとおりですわ」
「え? ちょっと待って。ユリ、ちょっと、それ借りるわよ」
 と、否とも諾ともユリが答える前に、彼女が抱えている抱き枕を、ルキアが強奪していた。
「ちょっと、なにすんのよー」
「借りるだけだから、気にしないの。ん〜っと、クララ。シャロンと、その枕の間に入ってくれない? そうそう。そんな感じで抱いててくれると有り難いな」
 と指命を受けた格好になったクララが、抱き枕を抱えつつルキアの指示通りの場所に座り直した。
「あんまり、頭のいい方法じゃないとは思うけど、取り敢えず整理するとしたら、こんな感じ?」
 と言ったところで、恨みがましい態度のユリに気がついたのだろう。
「判った、判った。判ったから、クララの隣に行けばいいじゃない。もう……
 クララは、クリスの代役ね。これが終わったら、ちゃんと返すから。ユリは、ちょっと離れてて」
 目を離すと、仏頂面でクララと自分を見比べそうなユリを制止しながら、ルキアは降って湧いた人物関係を整理しようとしていた。
「まず、歳の順だけど、シャロン、クリス、ラスクの順で良いのよね?」
 ルキアの質問に、シャロンは頷いて応える。
「で、クリスとラスクは、姉弟って事? 血の繋がった?」
「血の繋がってない姉弟、だなんて言っていませんわ」
 「そんなことを言っていたら、クララに抱き枕を抱かせた意味がない」と言いたげに、
頭を抱えながら、シャロンルキアの確認に言葉を投げ返す。
「でも、クリスとシャロンには、血のつながりはない、って事だよね?」
 と、シャロンに問いかける一方で、ルキアは、クララに抱き枕をユリに返すように促していた。自分の手元に戻ってきたことで、多少は怒りもおさまったのだろう。奪われたときよりは、穏やかな表情になっている。
「そんな三人がさ……なんで一つ屋根の下で暮らしていたの?」
「それ、には、二人の生い立ちも……」
 と伏し目がちにシャロンは、ルキアの言葉に応えていた。

To be continued... -> 『幕間#2・昨夜聞かされた話#3』

……今度のブロックは、何分割になるのやら。先が見えてこないわ。このブロックの「困ったときのキャラ頼み」は、誰になるんだろ? 俺にも、さっぱり見えてなかったり。
普段は、タイガ兄ちゃんか、サンダースなんだけどね。
まぁ、こんな調子でぼちぼちいくですよ。