……11cr相当投げ込んできましたよ。昨日は。ゲーセンのお賽銭箱に。orz
本当に、あれ、どういう形にするのが、一番良かったんだろう……
もう、いっそのこと、諦めるか……
黒い方あるし、紛い物でも、ユ(がががががが
スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
現在Part2というか、Part1-Section2ってところ。第1話へのリンクは、トップに……って、トップから消えてたらどうするんだろうね?(ぉぃ)
では、本文。
To the BORDER, It is 3 steps more.#6
<- 『To the BORDER, It is 3 steps more.#5』 「まぁ、ユリが怒ったのも判らないでもないけど、ラスクに頼られていた、って事は確かなのにさ?」 と、ユリが不機嫌全開で教室に戻ってきた理由を、ルキアが確認するように聞き返す。 「けど、私じゃ」「ユリだからじゃない」 ユリの反論を、ルキアの言葉が遮った。 「ユリだから、ラスクは頼る気になった。けど、ユリは、それに応えなかった」 続いた言葉に、ユリも返す言葉が出てこない。そんなユリを気にかけずルキアは言葉を続けた。 「だ・か・ら、どっちもどっちって言ったのよ」 冷静な第三者の指摘と、その論拠に、さすがのユリも納得するしかなかったのか、溜息を吐いている。 「ラスクがさ、ユリにそんなことを聞いたのって、結構気を許しているからだと思うのよ」 それだけでも、相当なアドバンテージだとルキアは言わんとしているのだが、その生い立ちを覚えていたからなのか、ユリが反論する。 「でも、シャロンやクリスだって」「シャロンやクリスとは、絶対的に意味が違ってるの。あんたが、ラスクに頼られるって意味は」 さすがに、それ以上、彼女の反論に付き合う気が無くなっていたのか、ルキアも、これ以上は聞く耳持たず、と言いたげにユリに言い放つ。と、彼女の応答を待たずに、ユリに遮られた格好になった言葉を続けた。 「アロエちゃん、トーナメント行こっか」 と、アロエをトーナメントに誘う一方で、釘を刺すような一言を投げかける。 「それから、ユリはしばらく頭冷やすこと。気まずいからって逃げたら、承知しないからね」 「だ、誰が」 「ラスク以外に誰が居るの?」 判りきっていることを聞かない、と言いたげな言葉に続けて、 「ユリが逃げ出さないようにさ、サンダース、見張っててよ」 と、サンダースに矛先を預けるような言葉を投げかける。 「わ、吾輩か!?」 突然、矛先を向けられて戸惑っているサンダースのことも気にせずに、 「それじゃ、任せたから。それと、ラスクに聞きにくいことなら、タイガにでも聞くんだよ」 と一方的に告げると、ルキアは教室を後にしていた。 「だ、そうだ」 困り切った表情で、サンダースはユリに告げるのだが、言われたユリの方も、 「逃げる気無いわよ……あんなこと言われたのに……」 と突っ伏しながら、応えていた。 「タイガ殿ではないか」 「どないしたんや、おっさん?」 サンダースに出迎えられる格好になったために、タイガの口から疑問が漏れた。 「いや、ルキア殿から、ラスク殿が戻るまでユリ殿を逃がすな」「だから、逃げないってば! タイガに頭を冷やせって言われたから、先に戻ってきたんだから」 タイガの疑問に応えるサンダースの言葉に、ユリの抗議が覆い被さる。が、当の本人は、自分の席で突っ伏したままだ。 「……ま、割と落ち着いたようやな」 と、突っ伏しているユリを見て、タイガは安心したようにサンダースにぼやいていた。 To be continued... -> 『To the BORDER, It is 3 steps more.#7』