書く方に必死すぎて、引きこもり状態。
って言ったところでさ、ま、あれですわ。年内のストックは出来たんで……あんまり長くなる前に、とっとと賢者に引っ張り上げないと、マジで、4が稼動してるのに、3の賢者昇格話をやってるって、笑い話にもなりゃしない状況に突入してしまうわけで(苦笑)。
一回の分量を増やすって手もあるんだけど、それだと、俺が血を吐くより、読み手が血を吐きそう(汗)。
スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
現在Part2というか、Part1-Section2ってところ。第1話へのリンクは、トップに……って、トップから消えてたらどうするんだろうね?(ぉぃ)
では、本文。
To the BORDER, It is 3 steps more.#7
<- 『To the BORDER, It is 3 steps more.#6』 「あいたっ!」 とのラスクの抗議の声とともに、タイガは自分の背中に彼がぶつかったことに気がついた。 「急に立ち止まらないでよ」 「すまんな。あんまり、不釣り合いな御仁が居ったもんやから、思わず足が止まってもうたんや」 その場で振り向くと、ラスクに向かって両手を合わせて謝罪する。 「ラスク殿も一緒だったのか」 とのサンダースの言葉が続いたところで、ユリの態度が豹変した。 ガタン、と荒々しい音を立てて、彼女が立ち上がると、踏みならすような勢いで、タイガの方に向かって歩き出したのだ。 「ゆ、ユリ殿?」 「心配しなくても、逃げないから」 自分に向かってくるユリにサンダースが戸惑いながら声をかけると、続くだろう言葉は予想している、と言いたげにユリが言葉を投げ返す。 「し、しかし」 口ごもるサンダースを無視して、脇を過ぎると、タイガに向かって、 「タイガ」 「ん?」 「ラスク借りるから」 と一言。 「だ、そうや」 「え?」 状況の変化の突然さに追いつけず、ラスクが驚いた表情を浮かべていると、 「いいから、ラスクは着いて来る」 と言いながら、ユリは、彼の脇を抱えるように腕を回して、抱え上げる。 二人の様子は、ラスクを着いてこさせる、と言うよりも、ユリが彼を抱えて運ぶ、と言った方が適切にしか思えない。 「一応、ラスク殿が戻るまでは目を離すな、と言われていたのだが……」 「なら、あれで良かったんとちゃうか?」 取り残される格好になったサンダースとタイガが、呆気にとられたように言葉を交わすのが精一杯だった。 引き摺られて、と言うべきか、運ばれて、と言うべきか。最初は抵抗していたラスクではあったが、抵抗したところで、自分の置かれる立場が変わるわけでもないことに気がついてくると、次第に周囲を見渡す余裕というものが生まれてきた。 最初は、校舎の中にいたこともあって、廻りに結構生徒の気配もあったのだが、ユリに運ばれているうちに、次第に、自分たちの廻りから、その気配というものが無くなっていく。 さすがに、その状況に不安を感じたのか、ラスクが 「ど、何処まで行くのさ?」 と問いかけると、 「ラスクは気にしなくても良いの」 ぴしゃりとユリが言い放った。 辺りから人影らしいものが一切無くなった場所で、唐突にユリが、ラスクの幼い手に指を絡ませる。 何事かと、ラスクが考えるよりも早く、脇を抱えていた腕を放し、ラスクを自由にしたかと思いきや、指を絡ませた腕で彼を引き寄せ、自分の正面に立たせる。流れるように、自然な振る舞いで、ラスクを逃すまいと、空いている腕で彼を抱き寄せる。 「な、なに?」 彼女らしいと言えば、彼女らしい、荒々しい抱擁にラスクが戸惑っていると、 「ごめん、ラスク……」 と、ユリが囁きかける。突然の言葉に、ラスクが取れた反応は、 「え?」 との驚いた声だけだった。 To be continued... -> 『To the BORDER, It is 3 steps more.#8』
ダベリ
戻ってくるなり、ユリに連行されるラスク。
って、ユリにはユリなりの考えが有ってのことなんだけどね。
……えーっと、明日は分量多めだって。orz ほんと、すんません。分量安定しない物書きで。
けど……この時期のルキアたちって、どれぐらいの階級なんだろ? 全然考えてないし、設定してもないから、想像付かねーや。サンダースは、上級のままか、魔導士になってる頃だと思うんだけど。
ん? タイガ兄ちゃん? タイガ兄ちゃんは、初級魔術士ですよ。困ったことにね(汗)。
ま、そんな感じで、今日のところはこれまで。続きは、また明日。
でも、連日更新にしてなかったら、まだ#3-3なんだよな…… 連日にしたのは、追いかける側にとっては、辛いかも知れないけど……正解だったのかな?