光もあれば、また影もあり……

↑のネタで、プレスリリース、プレスリリースと騒いでたけども、そのプレスリリースが出たんで、張っとく。
まぁ、ふた虫様が、09年予定ってのは無問題。と言うか、これで季節限定で来られると、こっちが逆に怖い。
確かに、デススマ開発日誌09/03/27の記事で、

次のゲームの案件がぼちぼち始まりそうで、まとまった休みも取れそうもないですが
なにか良いお知らせが後一ヶ月くらいを目処にできるんじゃないのかな〜と。

http://cave-game.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-cce9.html

ってのがあったんで、第二弾発表か、それとも、増版か?! ってところだったんだけども、結果的に、第二弾の発表って事になったわけだ。
デススマ、ふた虫様と、どっちかというと難易度抑えめのタイトルを移植するって方向で攻めてきてるわけでさ。悪くない流れではあるんだけど……気になるところがあるとすれば、ふた虫様は、縦長画面(以下「縦画面」)STGで有ると言うところか。
またしても、画を描き直すつもりでいるらしいんだけど……
横画面STGと縦画面STGでは、ドットというか、ピクセルの増加比率が違ってくるわけじゃんか。
そうさねぇ。1ドットの形状はほぼ正方形。基本画面を構成するドット数を長辺320×短辺240としよう。
早い話が、QVGAサイズって奴ね。
さて、この基本画面を、1280×720ピクセルの画面モードに、横長で配置した場合、1ドットには、縦横共に3ピクセルずつを利用する事ができる。横の余ったピクセルは、320ピクセル生じる余剰ピクセルには、壁紙でも表示させておけばよろし。さて、この場合、解像度そのものは、9倍になることになるので結構緻密な画を描くことができるようになると。
けど、これを縦長の画面で配置した場合、整数倍では2倍が限界。最大限に使ってしまうと、2.25倍と端数が生じることになり、むやみに画面を拡大しようとすると、にじみが生じることになり、緻密な回避を必要とする場面では、高精細化が仇になる結果に繋がる。
いや、この辺りは、PS2版「虫姫さま」で経験したことが有ったもんでさ。
まぁ、3倍拡大を狙うとするなら、走査線数1080本のフルHD(D5クラス)の画面モードが必要になるわけでさぁ。正直、HD対応で行く場合、微妙な精細比になってしまうと言うわけさ。
まぁ、早い話が、構成ドット数の比故に、高精細化とは相性が悪い、というのが縦画面STGの宿命的なモノなわけでね。
でもね、でもね、それでも、無いよりは、比較にならないほど恵まれる結果になるわけさ。
高精細モードとアーケードモードを投下したcaveの事ですから、あらかた、アレンジは高精細、アーケードはぎざぎざで、ってツボを心得るような移植をしてくれると信じるわけですよ。
……って、デスマの発売前から浮かれ舞い上がるのもどうかと思うけどな?
以上、ここまで枕。(え?


で、その一方で、ケツイの発売日が未定にバシルーラされたわけだ。
しかも、移植を担当すると手を挙げた5pbは、Div2移植の黒往生の発売以降、Div2開発のきもカワEの初回限定版のドラマCDが、「PCでないと再生できない」という不具合と呼ぶのもおこがましい見落としが有るとか、黒往生は出荷中止*1にする(しかなくなる?)わ、5pb自体はTYOグループから放り出されるわで、もう散々。
正直なことを言えば、黒往生を第一弾とせずに、カオスヘッドを第一弾にした方が、印象は悪くなかったと思う。
とはいうものの、発売5週間前での日程白紙化というのは、MSからイエローカードを提示されたような気がしなくもない。
そもそも、黒往生自体の出来も、不具合とするべきなのか、仕様の未成熟の影響か、と判断に苦しむ部分が有り、『ゲーム自体の移植度は悪くない』なんて言われても……第一印象で大転倒して、「二度と来るか、バーカ!」なんてことにもなりかねないわけでさ。
正直なことを言えば、ケツイと黒往生の移植を同時に発表されたことを受けて、「ケツイX生往黒」という表現をしばらく使っていたから、この二作が出揃うまでは俺自身の中での評価を決定するのは避けてきた。
けど……
漏れ聞こえてくるデススマの塩梅や、今回のふた虫様の移植発表などを受けると、早ければ、明後日にも言ってしまうかもしれん。
かなりひどい表現を……

*1:この時点で、黒往生の開発は不良債権化するのだが……