ふぅ。それしかないんだよな。ティルの指数とか、メルのスポーツの総合*1とか……改善したいモノは山ほど有るんだけどねぇ。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
今のパートが始まったのは、昨日のことなんで。また、おさらいのところに追加しとかんといかんね。
んでは、本文をば、どぞ。
She learnt he had caught up #2
<- 『She learnt he had caught up #1』 「さてと……参加受付の方で待っとりゃ、いずれ来るやろ」 駆けていくユリの背中を見送りながら、タイガは楽観的にぼやいて、ラスクが向かっただろう方角に歩き始めていた。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「ったく、何が『昇格決めてきます』や」 自分の腕の中で、安らかな寝息を立てている少年を見て、タイガは呆れたようにぼやいていた。 「これから、ユリと合流すること考えて見ろ…… 気ぃ重たなるわ……」 タイガの表情が、げんなりとしたものに変わっていく。それとは対照的に、彼を取り巻く世界は、盛りを謳歌するような、真夏の日差しの力で、その鮮烈さを増していた。 「とは言うものの、お前さんを抱えたまま、ユリを待つわけにも行かへんが……」 日差しの強さを考えると、二手に分かれたユリが戻ってくるのを待つわけにも行かないのだが、かといって、両腕の塞がっている今の状態で、これから向かおうと思っている場所に行けるわけでもないことに、タイガは気がついてしまった。 「しゃぁないか……」 「ちょっと、ええっすか?」 ラスクを背負って、救護室に連れてきたタイガを、驚いたような声でむかえるのが、その時のミランダに出来る精一杯のことだった。 「どうしたの、一体?」 「見ての通りな状態なもんで、ちょっとここで休まさせてもらお、思うて」 苦笑いを浮かべながら、後ろのラスクを示すように、タイガが振り向く素振りを覗かせる。 「随分、ぐったりしてるようね」 「身の程弁(わきま)えやんと、無理してたようやから」 扱き下ろすような言い方ではあったが、その言葉のわりに、ずいぶんと背中のラスクの様子を気遣っている様に見えるタイガに、ミランダは肩をすくめると、 「判ったわ。取り敢えず、そこに寝かせておいて」 と声をかけた。 「んじゃ、先生、後は任せますから」 背負っていたラスクをベッドに寝かせると、タイガがその場を離れる旨を口にした。付き添いで救護室まで来たと思っていたミランダにしてみれば、その言葉は、唐突なものに思えた。 「え? タイガ君は、どうするの?」 「ラスクの付き添いやったら、俺より、もっと相応しいのが居るし、待ちぼうけになっとるといかんから、ちょっと迎えに」 別人のことを指しているようで、その実、同一人物の事を表している事を察したミランダが、呆れたような表情を浮かべて、タイガを送り出す言葉をかけた。 「判ったわ。行ってらっしゃい」 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 「あ、ラスク……」 ユリが、コロセウムのスタンドに顔を覗かせたとき、彼女の目に飛び込んできたのは、その日五回目の優勝を、そして、昇格を決める事になった、決勝の舞台に佇むラスクの姿だった。 それから、どれぐらいの時間が経ったのか。 待ち合わせて食事に向かうものや、普段のユリたちのように、トーナメントを予定数こなしたからか、合流して引き返す者達など、それぞれがそれぞれの様子でその場を去っていく。 が、そんな中、ユリは一人で、スタンドに座ったままでいた。 「ここに来るんだったら、何も、独りで来ること無いじゃない」 と、不平をこぼしてはみるが、それを受ける二人の姿はそこになかった。 「もう、遅いなぁ……何やってんだろ、二人とも……」 と周囲を見渡してみるが、ラスクの姿はおろか、タイガの姿すら見あたらない。人影もまばらになった今のスタンドで、タイガの体格が人混みに紛れることは、考えられないというのにだ。 「トーナメントにも、参加してないようだから、そろそろ……でも……」 ようやく見つけたラスクが、なかなか戻ってこないことが、彼女の中で、考えなくても良い不吉な妄想を成長させていた。 To be continued... -> 『She learnt he had caught up #3』
ダベリ
取り敢えず、今日の分で巻き戻した時計の針は、「Hop step JUMP!」の最後に併せたけどね。
結構強引に。
明日からの分量は、いつも通りになるかと思ったら……
明日の分も多いんでやんの…… orz
あひゃひゃひゃひゃ。……すいません。構成力のない奴で。
まぁ、そんな感じで、ユリ側の視点でのラスクが抜け出した後、ってところで。
それじゃ、続きは、また明日。
*1:昨夜も、0.1ポイント落として、現在59.85%…… orz