既に過ぎた時期の話を書いているって言うのに、書いてる側にとっては一寸先が闇であることに代わりはないという。暗中模索・五里霧中な今日この頃。
ユリの時とは違って、ラスクの話ではねぇ……こういう状況に突入することが多いのよ(汗)。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、今のパートは、10/11から。
んでは、本文をば、どぞ。
Yuri learnt Lask had caught up #6
<- 『Yuri learnt Lask had caught up #5』 「ラスク君、報告は済んだ?」 二人のやりとりが止まった頃を見計らって、ミランダが顔を覗かせると、ラスクは、頷くだけで答えた。 「それじゃ、念のため、もうしばらく休んでいってね。いくらユリさんが居てくれるとは言っても、負担になるのは、嫌でしょ?」 とミランダから、諭されるような言葉をかけられると、ラスクは小さくなって頷いた。 自分で立てるまでに回復したものの、病み上がりに近い状況であるためか、ユリと手を繋ぐ格好で、救護室を後にしようとしたラスクに、ミランダが声をかけた。 「あと、明日一日、フェスタには出ないこと。普段の参加回数から考えると、今日の参加の仕方は身体に負担をかけるような格好になっているんだから」 どちらかというと説教というか、注意のような格好になった言葉に、ラスクが露骨に不満そうな表情を浮かべる。そんな彼のリアクションを見越していたのか、補うような言葉が続いた。 「別に、参加するなとは言ってないわ。ただ、自分の体調と相談して、参加するかしないかを決めることや、休むこともできなくなる前に骨休めをすることも、私は大事だと思うんだけど」 「だって」 心配しているのは自分だけではない、と言いたげなユリの言葉に、ラスクは、渋々、 「はぁい」 と答えていた。 「購買、寄って良い?」 救護室を後にすると、ラスクは、そう持ちかけていた。 「どう……そっか」 問いかけようと思ったユリだったが、すぐに、その目的に気がついた。 「まだ、クリスにも報告してないんだっけ?」 「うん」 「いらっしゃ……ユリさんたちでしたか」 来訪者のかたわれが、自分の知己であることに気付くと、クリスは、挨拶の言葉を中断して、確認の言葉で来訪者を迎え入れた。 「どうしたんですか? 胸回りでもキツくなったんですか?」 と、クリスが、自分の弟は、ここには居ないと言いたげにユリに話しかけると、 「そう言うのじゃなくて、ラスクの付き添いで来たんだけど」 「それはないんじゃない?」と言いたげに、ユリが応じる。その言葉で、二人の目的を理解したのか、彼女に手を引かれる格好になっていたラスクに、 「言ってあったはずよね? ラスク。あなたが、昇格しても、私は付き合わないって」 と、確かめるように言葉を繋いでいた。 「判ってるけど…… 姉さんにも、伝えておこうと思って」 「何を?」 「魔導士号、授かった、こと」 「なんだ、そんなこと?」 ラスクの報告への彼の姉の反応は、淡泊な一言だけだった。 To be continued... -> 『Yuri learnt Lask had caught up #7』
ダベリ
ラスク、引き回されるの図。
病み上がりなんだから……別に、王子様だっこされてても、良いやんな……とか思ってる、青空の下。
まぁ、そこはそれ。ラスクが暴れるほど嫌がったって事にしとこう*1。
今のところ、明日までは、このパートタイトルで行くことは確定しているんだけど、その先が、今ちょっと見えてない状況に陥ってる。
もう少しだけ、当日に言及して、とするか、当日は、#7で終わりにするか、ってところで。
そう言えば、この「Yuri learnt Lask had caught up」は、「She learnt he had caught up」として書いていたんだけど……分けたら、分けたで正解っぽい雰囲気だね……
そのままにしてたら、#14になってるところでしたよ?
……分量的には、それだけで、ユリの昇格話『境界越しの約束』と変わらないって事だもの。いや……ユリの方を疎かにしているって……つもりはないんだけどさ……
えーっとね、昨日書いた、これと次の話の二編のタイトルで、ユリの賢者昇格話がスキップされるのはどういうことだ? と思う人もいるかも知れないけど……
同時に昇格してるのに、分けられる道理はないでしょ? そう言うことです。
……最初はさ、メルフィス@ユリの昇格→(日を置いて)→ティルアイス@ラスクの昇格となると思っていたんだけど、蓋を開けてみれば、魔導5辺りから級位が追いついちゃって、そっからは、大体似たような速度で昇級していったから……日程的にも分けるのが無理になってしまったわけよ。
しかし、早いうちに、これにカタを付けて、『越境』にとっかからんと。いろいろと忘れちまうよ、俺。(マテマテ
ンじゃ、今日はこんな感じで。戯言は、また明日。