注意:エトリアでの話です。ってか、まだ、世界樹2積んだ状態で放置してるよ。
<-『初日#7』 「ラスク、地上に戻るよ」 自分に気合いを入れるためか、ユリは、ラスクをダシにして、改めて直近の目標を言葉にする。 「僕だけじゃなくて、皆そのつもりだって」 ユリの言葉が、自分に向けられた言葉ではなく、彼女自身への言葉だと判っていながらも、ラスクは、そう答えていた。 「な? 居なかっただろ?」 と、エリアルが軽い調子で、がら空きの十字路を示す。 「今の俺たちの状況でも、ここががら空きなら、後はなんとでもできるだろ?」 じり貧に近い状況にあることを理解してはいるものの、慎重になりすぎるティターニアやアトリウスに引きずられかねない、ムードメーカーの二人を盛り上げる意味で、彼は、あえて軽く明るい口調を選んでいた。 「鹿が居ないのはいいとしても……」 エリアルの言葉に、ラスクが重い口調で応える。 「毒蝶の方が、危ないでしょ?」 と続いた彼の言葉に、エリアルは、げんなりとした表情を浮かべた。 「あのな、ラスク」 「なに?」 「口は災いの元って言葉を知らないのか?」 「え?」 「避けておきたいことは口にするな、と言いたいんじゃないのか?」 と、アトリウスがエリアルの言葉を補ったところで、エリアルの表情がさらに沈んでいった。 「一番会いたくない奴らに感づかれたらしい……」 「ユリさん、準備は良いですか?」 「いつでもオッケー」 ティターニアの確認の声に、ユリが応える。二人の視線の先には、紫色の羽から、毒々しい鱗粉をまき散らす、『最悪の魔物(毒吹きアゲハ)』共が三体、『哀れな獲物』である五人を、その複眼で威嚇するようにじっと見つめていた。 「ユリ、ラスク、一匹づつ任せたからな。ティターニア、俺たちは、二人で一匹を仕留めるぞ」 エリアルが、アタッカーを務める三人それぞれに、戦術を投げかけた。 「言われるまでも!」 「こんなに早く、最後の一回を使うハメになるなんて……」 迷うことなく突き進むユリとは対照的に、ラスクは、嘆くような素振りで、『最後の一回』、それだけではなく、最大の効果を引き出せる術式の準備に取りかかる。 「技術の未熟な我が身が恨めしいよ」 と軽口をたたいて、アトリウスが戦闘終了後に必要になるであろう、応急処置の準備を始めていた。
……一ヶ月半ぶりの中身が、原稿用紙2枚ちょっと。
もう、呆れて読んでる人も居なさそうな状況ですがね。
……でも、やっぱ、ちゃんと地上に帰り着くまではやっとかないとなぁ、とかなんとか。
何せ、まださ、B2Fの下り階段の近くのFOE通路付近なんよ?
……まだ、半分近く行程が残ってるよ。
まぁ、なんとかしていきます。折を見て、ぼちぼちと書いてく方向でね。