昨夜って、とにかく過ごしやすかったわけよ。
んなもんでさ、適当に、マップ埋めてたのさよ。
……逆鱗マラソン。言い得て妙とは、まさにこのことだな。
三人称単数形の「S」ではなく、「マルキ・ド・サド」の「S」?
……取り敢えず、自分に対して一言。「ダマレ」
「エリアルさんって、絶対ドSだよね」 鬱憤晴らせず、と言ったところなのか、地上に戻る磁軸を前にして、ユリは戻ってくる前に繰り返す結果になった戦闘での感想を口にする。と、同じ事を考えていたのか、ラスクも、 「だよね。あっという間にカタをつけられる『あのFOE』にさ、手を出すなって」 と同意の言葉で応えている。 お約束になった印象のあるユリとラスクの二人による、エリアルの戦術に対する茶々入れだ。 「だから、アレは、普通にぶっとばすよりも、ああする方が実入りが大きいからで」 と、律儀にエリアルは反論するのだが、それが、 「え? 趣味と実益兼ねちゃってるの?」 とのユリの言葉を招いてしまう。 ユリとラスクの二人も、エリアルの言葉に偽りがないことぐらい承知はしているのだが、彼が、現在使っている武器の材料のことを考えると、どうしても、そう言ってしまいたくなるのだ。 「う、うっせ、お、お前らだって、そういう」「はいはい。三人とも、それまで」 そのまま放置すると、人様の色恋沙汰に踏み込みそうなエリアルを止める意味で、ティターニアが手を叩いた。 「アトリウスさんも、傍観してないでなんとか言ってください」 「いや、俺は……まぁ、なりはこうだが…… そう言う方面は、モリビトよりも鳥類に近いと判断してくれる方が正しいもんでね」 きょとんとするティターニアを無視するように、言葉を続ける。 「いまいち、ピンとこないんだ」 その後、こう続けた。 「取り敢えず、夕方まで休んで、その後、十五階の一件に関して取りかかろうと思うんだが、どうだろう?」 「まだ、二十七階の地図が終わってないのに?」 アトリウスと同様に、後衛で測量作業などを行っているラスクが、アトリウスの言葉に異を唱える。 「気分転換に良いと思ってな。バカみたいに広いわ、天井高いわと、薄暗いクセに解放感が在るクセに、やたらと逆さつららのあるふらふらするのも、いい加減どうだろうと思うだろ?」 「まぁ、たまには、何も気に止める必要のない場所を好き勝手歩くってのも悪くないわな」 「そう言うことなら、私は良いけど」 ラスクの反論に対するアトリウスの返答に、エリアル、ユリの二人が同意する。 「地図は、腐るものでもないんですから、気分転換に、十五階に行きましょう」 初日。と言っても、夕方からだが。 長鳴鶏亭で鋭気を養った後、ティターニアたちは、予てより執政院が彼らに協力を求めていた十五階に確認された陸地への経路の調査に取りかかった。 「十四階からアプローチって、どう考えても、無駄足だよな」 自分たちで書き上げた地図を眺めながら、エリアルが呆れたようにぼやいた。 「十六階からのアプローチには、人手が足りないって言ってるけど……」 「いや、実際足りないんだろ……」 ユリの言葉に、アトリウスが溜息をつきながら言葉を返す。 「あそこの魔物をなんとかできる大工ギルドの連中でも、FOE対策で、俺らに頼ってくるぐらいだからな」 「それにしたところでも、私たちのような討伐の専門家が、彼らにも出来るような討伐法を確立したからこそ、なんですから」 アトリウスの言葉を受けるように、ティターニアがつぶやくと、地図を眺めていたラスクが、不自然に空白となっている部分を指さした。 「ここってさ、最初行ったとき、ハズレから返るための場所だと思ってたんだけど」 「ちょっと当たってみる必要がありそうだな」 アトリウスの言葉に、ティターニアは静かに頷いていた。
今日のは、エリアルの台詞を、まりお氏の声で読んでいただけると、いろいろと……
カミソリ・ウィルスメール、マジカンベン。orz
けど、第四階層のFOEのうち、あの四種に対してはさ、屈服させているだけなんじゃないかなぁ、とかなんとか。
……イヤ、今のは聴かなかったことにしてください。
うん。なんというかね。R指定方面に行きそうなんでね。全滅させても、させられても。
オウガとデモンはどうするのかって?
デモンは、仮面ですよ。ペルソナですよ。あの近くに、ペルソナ使いな姫君か貴婦人が居るんですよ。
で、オウガは、中に入ってるんですよ。鎧を操作できる姫君か貴婦人が入ってるんですよ。(ダマレ
そんなはずがない? 全く、妄想しない人はこれだから。具現化したペルソナは、本体にダメージが行くんですよ。認識できないペルソナでは、影響を及ぼすことが出来ないから。で、オウガの方は、鎧の中に入ってるから、術式に弱いんですよ。
まったく、妄想しない人は、これだから。(チガウッテ
そこ、カオスエンジェルズみたいとか言うなッ(笑)。