もう、45日目……早いもんだ。でも、まだ一人しか昇格してないの。『標星』しか。
スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
ようやく、13th Oct.になりました。作中の時間は。なお、このセクションの始まりは、11日。一の位と、セクションの話数が一致してます。わほ。
ところで、第1話へのリンクって……必要?
では、本文。
Across the BORDER.YURI side.#7
<- 『Across the BORDER.YURI side.#6』 「でさ、ユリちゃん。これから、どうするの?」 「ラスクたち待たせてるし」 「そ。それじゃ……他の先生方から預かってたもの、渡さなきゃね」 と、アメリアに告げられて、一瞬、意味を理解できなかったユリだったが、すぐに、彼女の言葉の意味を酌み取ったのか、 「……賢者、になったんですよね」 と噛みしめるようにつぶやいていた。 「ちょっとぉ〜 人がせっかく、寝ないで考えた名前を付けて上げたって言うのに、そっちで実感せずに、こっちで実感しちゃうの?」 と、ユリの呟きに対して、機嫌を損ねたような表情を覗かせる。 「え? あ、あの、そうじゃ……」 「判ってるわよ。そんなつもりで言ったんじゃないことぐらい。でもさ、ユリちゃん、ノンストップで昇格できるかどうか、冷や冷やさせてくれたでしょ? だから、そのお返し」 ユリが戸惑ったところを見ると、それで満足したのか、一点の曇りの無い笑顔で心配するな、と言葉を続ける。 「マロン先生から、アクアマリン。ガルーダ先生から、ルビー。フランシス先生から、エメラルド。リディア先生から、トパーズ。ロマノフ先生から、アメジスト」 一枚一枚、確かめるように、ユリに手渡していく。 「で、最後に、私から、ダイアモンドのオール」 と、計六枚のオール、つまり、カテゴリー5のメダリオンを渡し終えた。アメリアから手渡された六枚のカテゴリー5のメダリオンをまじまじと見つめながら、ユリは、何処かで見たデザインのように感じていた。 「……先生、これって?」 「フェスティバルメダリオンでもあるのよ?」 と、ユリの言葉を先回りするように、アメリアが答える。 「キングリーグでは、一部の人達を除けば、皆そのメダリオンを持っているから、それでフェスティバルメダリオンを代用するの」 「それで、カテゴリーがオールに限定されているんですか?」 アメリアの言葉に感じた疑問を、ユリは率直に言葉にしていた。 「まぁ、そんな感じね」 「それでね、ユリちゃん」 「まだ、有るんですか?」 メダリオンを受け取ったことで、アメリアからの言葉は全て終わったと思っていたユリが、少々不満そうな表情で答える。 「そのバッヂ見せたら、購買部には話が通ってるから、帰りに寄っていってね」 とのアメリアの言葉に、ユリは、ますます自分が賢者に到達したことを実感していた。 「後、確かめたいことでもあるんだけど」 「なんですか?」 「終わりにする? それとも」 控えめなアメリアの問いかけに、ユリは、力強く首を振って答えた。 「ラスクの気分次第ですけど、これで終わった気がしないんです」 「そ。それを聞いて安心したわ。それじゃ、ラスク君にも、よろしくね」 「はい」 ――私じゃ、ラスク君のポラリスになりきれなかったけど、ユリちゃん。貴女は、彼のポーラスターになってあげて。 To be continued... -> 『Across the BORDER.LASK side.#1』
ダベリ
やっと、ユリが昇格した部分にカタが付いた。ので、次は、ラスク。
えーっと、この部分に関しては、その当日のプレイ順に乗っかっているので、特に言うことはないっしょ?
それを如何に脚色するか、ってところにね。
アメリア先生ってさ、あんまり綺麗に帳尻合わせを決めたりすると、こういうことしそうな気がしてさ。それも、最後まで騙しきるんじゃなくて、落ち込んだりしたら、すぐにフォローして、っておいらのイメージ。
でもさ……こんな時期に言うことでもないとは思うけど、あれだけ綺麗に帳尻合わせが決まると、ネタにしたくなっちゃうよ?
さてと。今日のところは、ここまで。明日からは、ラスクを中心に据えて、話を転がしていこうかと。