リアルとフィクションを、乖離させているわけ

ここの話を読んでる人は、もしかすると、不思議に思っている部分かも知れないのが、主力とも言えるQMA絡みでの脳内会議が一切無いこと。有っても、オリキャラとも言える美乃梨とのやりとりぐらいなことに、「どうしてなんだろ?」って思ってる人もいるのかなぁ、とかなんとか。
まぁ、これに関しては、簡単な言葉で片付けることが出来るんだけどさ。
無意識のうちに、分離してしまう状況に置いてある、ってところなんかな。

確かに、ある程度リアルがフィクションに影を落としているところはあるけど、それは、物語を進めていく上で、いいネタになるからなわけであって、それ以上の影響を……受けてるか(苦笑)。
でも、フィクションの側からリアルに対して働きかけてくるのは……オリキャラとも言える美乃梨ぐらいなところで、萌えキャラと言っても、働きかけてくることがないのはその影響。
価値観や状況が違いすぎる存在を、こっちに投影させても動かしようがない、と言うのが、俺の正直な感想で。実際、ティルに偏ってトーナメントに参加していた理由の一つに、店内ランキングのてっぺんへの挑戦、ってのが有ったんだけど、そういう部分は、小咄なんかでは、一切ふれなかったし、また、今までの話の中でも、SPにまつわる話題は一切使ってないことからも判ると思う。
これは、ZUN氏が、「Project東方」という作品形態において、ゲームとして不自然な要素は、設定すらもしないし、可能な限り排除する、との見解に影響を受けてると、言いかえることが出来るんだけどね。あのスクールポイントの制度って、二次創作を行う際においては、不自然きわまりない制度なのよ。確かに、アーケードゲームである以上、何処かで、ロケーション、つまり、店舗への訴求効果が必要になり、その結果、出てきたもの*1なのだろうとは思うんだけど、そのために、ゲーム内の世界観(って言うのかな)を通して見たときに、あれほど、不自然な制度は無いような気がするしね。
2時代の寮貢献度ってポイントシステムは、あの世界観に、巧く溶け込んでいたような気はするけど、今回のは、いろいろと微妙に思えてね。

……閑話休題
まぁ、ここまでつらつら書いてきたことを、全否定するような結論をぶちあげると、俺自身が、そういう形で使うことを納得していないから、ってところかも知れないね。

*1:実際、最初期は、所属店以外では、SPが獲得できない、って制度だったんだから