これまでのあらすじ
ユリとラスクの二人がつつがなく賢者に昇格したのを受けて、アメリア先生とした、「二人が賢者に昇格したら、ナイトに出られる階級(=中級以上)になる」との約束を果たしたタイガ兄ちゃん。
ところが、アメリア先生としては、魔術士として一人前になって欲しいと思っていたので、クラスの中で一番階級が進んでいるカイルに、お目付役を依頼。カイルも、それを拒む理由が無かったもんで、それを快諾。その日から、タイガ兄ちゃんのカイル(と若干一名)との、別の意味での戦いが始まったのでありました。
本文
タイガ: きょ、今日は、Sとってきたで。 カイル: 第2セットが、2体で、コロセウムでは、3体…… 悪くても、26体撃破を期待していたのですが…… ま、良しとしましょう。 タイガ: そんな、殺生な。 ところでな……、一つ聴きたいんやけど、アーベルがコロセウムまで来とったような気がするんやけど…… カイル: そんな日もありますよ。 やっぱり(冷笑)。 タイガ: ……カイル、やんな? カイル: それが何か?