何を描いて、何を端折るか……

物書きのテクニックの一つに、「行間を読ませる」ってのもあるわけだけどさ……それって、或る程度、書き手と読み手の世界認識が共有できているときにこそ成立するモノなんだよね。それができているのか、いないのか、自信がないときってさ……ついつい余計なこと、書いちゃうよねぇ。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパートは、昨日。つまり、10/30から。
んでは、本文をば、どぞ。

Lask the ADEPT #2

<- 『Lask the ADEPT #1』

「でも、本当に良いタイミングで来てくれたわ」
 二人を迎えたことが、心底嬉しそうにみえるアメリアの様子には、何かを言いタクして仕方がない、との印象がついて回った。
 これは、彼女が受け持っている十四人の生徒の中でも古株になるラスクは言うに及ばず、一番短いユリから見ても、明らかに思えるほどだ。
「で、なんなんですか?」
 自分たちを呼び出した真意を問いただそうと、ラスクが先陣を切る。
「それに答える前にね、確認しておきたいことがあるんだけど。ラスク君は、明日は休みって事で良いのよね?」
 と、違う形で返答されてしまい、戸惑いながらもラスクは、頷いた。
「碑に、報告に」
 とのラスクの言葉を耳にすると、アメリアは大きく頷いて、
「よね。でね、取り敢えず確認したいのは、ユリちゃん。あなたも、明日は、休みって事で良いのよね?」
 と、ユリに問いかける。
「えっと、あの……休まなきゃいけないんですか?」
「ユリちゃんが、昇格した翌日、ラスク君も休んだはずよね?」
 アメリアの問いかけに対するユリの返答は、常識的言えば、充分常識的なのだが、それに対するアメリアのユリに対する反問は、何処か非常識な判断基準をていしていた。
「だからって、私が休む理由なんて何処にもないはずじゃ」
「皆の注意が集まるなか、これからする話を聞くことになっても良い、って聞こえるんだけど」
「話の内容によります」
 聞く耳持たず、との態度でユリがぴしゃりと言葉を返す。すると、アメリアがにやりと笑みを浮かべた。
「あんなことになったラスク君に、今日一日だけの休息で、ミランダ先生がトーナメントやフェスタへの参加を赦すとは思えないし」
「な、何が言いたいんですか?」
 なんとなく、自分が考えていることを見透かされているような気がしてしまい、ユリはアメリアを正視することができなくなった。
「ラスク君が出られないんだもの。ユリちゃんも、出ないんじゃないかなぁ、って思っただけの事よ」
「私一人が出るかも知れないじゃないですか」
 視線を逸らしたままの返答では、説得力がないことぐらいユリだって承知しているのたが、何故か、アメリアを直視して応えることができなかった。
「だったら、私の目を見て言ったら?」
 アメリアのその一言で、ユリは、言い逃れようとすること自体が無駄なあがきだと思い知らされた。
「別に明日一日、ゆっくり羽を伸ばしてきても良いじゃない。ね、ラスク君?」
「え? ぁ、そ、そうですね」
 突然、話題の矛先を向けられて、一瞬答えに詰まったモノの、機転を利かせて肯定することをラスクは選んでいた。
「どっちみちさ、ドクターストップ、掛かったんじゃないの?」
 と、ラスクの方を見遣りながら、アメリアが問いかけると、ラスクの方も、小さくなりながら、その通りです、と応えるのが精一杯だった。

To be continued... -> 『Lask the ADEPT #3』

ダベリ

とかなんとか言いながら、アメリア先生、千里眼!? とか、バカ吐かしてみたり。
ってさ、ラスクがぶっ倒れるところを目撃したり、倒れたラスクを入り口近くまで運んだの、アメリア先生なんだよね。そっからの推測すれば、まぁ、なんだ。ミランダ先生の下した命令ぐらい、予想できるわな。とかなんとか。
で、どうして、タイガがアメリア先生の呼び出しが掛かってるって事にしたのか、って話……でいいんだよね。今日のパートは(ちょっとまて、なんで、お前が訊くんだ?)。
ま、今日はこんな感じで。では、続きは、また明日ってことで。

あ゛ー、今週も、なんかタイトロープな感じになりそうだわ……