#05・『術(すべ)と導(しるべ)との境界線』#5

行動開始から、速攻ゲオフ行きですよ?
だって、始めて店内ランキングとはいえ、てっぺん取れたもの〜
嬉しくて、写真撮りに行ったさー
しかし……今月に入ってから、9回も優勝してたのか、俺……
ラスクカードでの勝率と、ユリカードでの勝率が、違いすぎてるんですけど。orz
大まかなおさらいは、00年02月02日に書く予定だけど、『境界線』の時と同じように、ある程度まとまった時点で、書いていくから。そのつもりで。んで、話の頭は、この日の記事の先頭今週の月曜日、8/7
では、本文。

術(すべ)と導(しるべ)との境界線#5

<-『術(すべ)と導(しるべ)との境界線#4』

「今だから言えるけど、ラスク君。あんな風に休んだことが、前にもあるの。二回程ね」
 と具体的な回数をそえて、アメリアは言葉を続けた。
「ユリちゃん達が、こっちに編入してきたときには、ラスク君、中級だったから、どういう意味か判るでしょ?」
 と聞き返され、ユリは、ぎこちなく頷いた。
「ただ、その時は、何も言ってくれなくて、いきなり休んでて、でも……私たちもね、ラスク君の御両親のことに関しては、ある程度、聞いちゃってるから問い詰めるわけにも行かなくてね」
「どうして、なんですか?」
「だって、ラスク君の御両親は、私からすれば、直接の面識はないけど、先輩に当たるんだもの。でも……あんなことになっちゃったでしょ?」
 アメリアの反問は、まるで、ラスクの生い立ちを承知しているでしょ? と言っているようにユリには聞こえた。
「でもね。ユリちゃん達が来てくれて、ラスク君、少しずつ変わってきて、で、上級に昇格したとき、自分で休む、って言ってくれたときは、ちょっと嬉しかったんだ。ようやく、溶け込んでくれたって思えた……」
 「から」と続けることなく、アメリアが言葉を濁した。
「ラスク君のこと聞いたりして、さては、明日休むつもり?」
「え? あ、そ、そういうつもりじゃなくて」
「ごまかすな、ごまかすな。誰かに報告するために休むって言うのなら、私は止めないから」
 年の功、と言ったところか、自分の気持ちを先回りするかのようなアメリアの言葉に、ユリは頷く以外に答えることが出来なくなった。
「それじゃ、明日は、ラスク君も欠席か」
「なっ!? どうして、そこでラスクが出てくるんですか!?」
「そうじゃないの?」
 ダメを押すようなアメリアの反問に、ユリは、俯いて頭を振る。
「素直な方が、らしくて私は好きだな。おっけ。明日は、ラスク君も休みって事にしとくからね。ゆっくりデートでもしてらっしゃーい」
 と一人で盛り上がってはしゃぐアメリアだったが、すぐに表情を引き締めると、
「っと。で、どうする?」
「どうするって?」
 アメリアの問いかけの意味を掴み損ねたのか、惚けたようにユリが聞き返した。と、彼女が、自分の問いかけを理解できなかったと理解したらしく、アメリアが言葉を足して聞き返した。
「この後。まだ、トーナメントやってく? それとも、終わりにするの?」
「ペガサスに上がっておきたいし」
「じゃ、言うまでもないわね。行ってらっしゃい」

 その次のトーナメントでは、結果が振るわなかったが、それを埋め合わせる意味で挑んだ二戦目では、三位に終わったものの、撃破点合計での条件を満たし、彼女はペガサスランクのトーナメントに参加する資格を得ていた。

To be continued... -> 『術(すべ)と導(しるべ)とに別れた二人#1』

ダベリ

ふぃ〜
取り敢えず、昇格→ペガ編入までを軽く流してみましたよっと。
んなワケで、境界線としての部分は、これにて終了。
月曜日から、次のパートでーす。はい。
完成しているから、未定とする必要がないわけで。修正するのが、楽になるわ。これから。(ぉぃ