ノイタミナ版「もやしもん」の最終回って……

この最終回の話って奴は、『常ならざる存在が、常ならざるところを喪失すること。その常ならざるところを取り戻す』って、定番的な流れなんよね。
まぁ、ある意味、象徴的な話ではあるんで、シリーズの最後を飾る話として選択されたんだろうけどね。


さて。おいらがこの話を持ってきたのは、「もやしもん」に限らずに、この類いの話は、『常ならざるところ』を題材としている「みかん絵日記」(原作版)にもある。
みかんの場合は、『人の言葉を話せる』と言うことを喪ってしまい、それを取り戻すまでを綴られてたんだけどさ。
まぁ、違っているところがあるとすれば、その取り戻しかたかね。

直保は、小心者だったけど、みかんの場合は、その原点に立ち返って取り戻す、ってのが違っているところではあるんだけど(笑)。
こういう話……もなぁ、書いてみたいとは思うけど、「常ならざるもの」ばかりがいると、「常ならざる事」が「当たり前」のことになってしまうんで、それを喪う、ってことも……
そっか。それを喪う事自体が、非日常になるってことか。
ほうほう。
何か自己完結しちまったい。って、今に始まったこっちゃ無いか。