あんなの(ケース)飾りd(以下略)

取り敢えず、六号機が全裸になりました。
その衝撃的映像を。(マテ


あほなネタはほっといて。
あ、一応言っておくけど、表示されている画面は、実際に、六号機『Artemis6th-Repaired』の出力。
ただ、今回の再生作業で意外だったのは、くたばったと思っていたビデオカードが実は生きていたこと。
目視した限り、ハードウェアの問題は見あたらなかったんで、物は試し、とばかりに繋いでみたら、あっさりVGAが表示される始末。
……あの時期で既に、問題が発生していた、と言うオチ。
むぅ。

六号機って言うけど、それ以前があったってこと?

PCオタというか、なんというか。今まで使っていたPCには、一応名前がついている。
ざっと挙げてみるとこんな感じ。

名前 世代数 対象機
Artemis 1st EPSON PC-286VG*1
2nd EPSON PC-486GR……シリーズのどれか。*2
Uranus 1st EPSON PC-486NAS
Artemis 3rd 銘無しIBM-PC互換機。Pentium90MHz搭載のWindowsマシン。
Code SOTEC Winbook Bird 133S*3
Uranus 2nd DELL Inspiron3800
Artemis 6th 銘無しIBM-PC互換機。AthlonXP 2400+(2.0GHz)*4
Artemis 7th 銘無しIBM-PC互換機。Athlon64x2 EE 5200+(2.6GHz)。

さて、4thと5thが欠番となっているけど、実は、この二機に関しては、余りにも、CPU換装のペースが速すぎた、コロコロとパーツを換えすぎた、などで、俺自身も、名前を付けることを意識していなかったことが挙げられる。
一応、使った経験のあるCPUとしては、Pentium133、MMX-Pentium200、最初期Celeron*5333。Pentium2-400、Pentium3-800、辺りか。
P2、P3ときて、P4。つまり、Pentium4に行かなかったのは、当時のPentiumシリーズが、クロック数や、処理能力さえ高ければ、放熱量に関しては、知ったことではない的な方向性で進化していこうとしていたことがイヤになったため。

今では、Core 2 Duo辺りの名作を出しているIntelだけど当時は、本当に凄まじい感じでねぇ。
何を、昔話してんだか。

交換作業なんてしようと思うのかい?

まぁ、ここを見に来る人で、PCの調子が悪くなったんで、M/Bを確認したら、コンデンサ交換が必要になっちゃった、って人は、多くないと思うんだけど……
その多くはない人たちに向けて。

何はなくとも、まず第一に。

自分の責任で行うこと。自分の決断と、その結果をすんなり受け入れられる奴だけがやれ。
テメエのケツをテメエで拭けない奴はヤルな。
転んだ痛みで泣いてもかまやしねーが、『誰それが、××だから』なんて言葉で、責任転嫁するような奴は、今すぐカエレ。

まぁ、なんだ。結局、何が言いたいかって言えば、「自己責任という言葉の意味をしっかり理解している奴だけがやれ」ってこった。
とは言え、コンデンサがえらいことになっているけど、それでも、このM/Bを使いたい、って奴向けのサービスを展開している人もいる、ってことぐらいは覚えといて損はないだろうな。

事前の調査だけは、しっかりやれ。

M/Bによっては、サイズまでも同一の、目視互換品を入手することが不可能、又は、難しい場合もある。例えば……なんて言う必要もないか。俺の交換作業が、それだったんだから。
NF7-S Ver1で、俺が交換したTEAPOのコンデンサは、φ8mm×15mm高で、6.3V1500μFというカタログスペック。
通販での入手性に優れているコンデンサには、この条件のうち、φがダメ、とか、高さがダメ、と言うことが多い。φは、実際の配置に影響することが多いので、致命傷になる場合も有り得る。この場合は、身も蓋もない言い方になるが、諦める以外にない。
高さの場合は、メーカーが提示している頭上余白をクリアできるようなら、敢えて無視しても構わない。が、干渉を避けられない場合は、諦めるのが一番早いかも知れない。

こんなことを言うのも、コンデンサというのは、その機能故に、ノイズフィルタとしての機能も期待されている場合が有るため。

物理的な問題もなんとかできそうなら……コンデンサを探し出して買うが良い。

最低限、経験だけは積んでおけ。

コンデンサの交換作業ってのは、半田ごてを使う作業なので、最低でも、マウスのスイッチぐらいは、交換できるようになって欲しい……
と言いたいところなんだけど、最近のマウスって、バラしにくくなっているからねぇ。
移動量を把握する仕掛けが、進化していくに従って、ユーザーによるハード面の手入れがしにくくなっていくのは避けられない話なのかも知んない。


それだと、あまりに花がないので、どの程度が境界線になりそうなのか、って言うと、
吸い取り線で、半田の吸い取りができる人間なら、交換するのは、それほど難しいことじゃないと思う。
作業手順などのノウハウは、その辺りの事象をフレーズとして、検索エンジンに放り込めば、誘導してくれるワケなんだからさ。
ただ、本番にかかる前に、中古M/Bを扱っている店で、ジャンク品扱いのM/Bを買ってきて、練習しておくことを勧める。
内部構成も関係しているのかも知れないけど、RoHS指令に対応していない時代のM/Bなら、30Wの半田ごてでも、充分に交換作業をこなすことはできるから。って、充分な予熱が必要なのは言うまでもないことなんだけどさ。

最後に気構え。
  1. 準備しすぎて困ることはない。
    • 確認を怠ったことで作業手順に影響するほど困ることが在っても、無駄な準備で作業手順に影響するほど困ることは、少ない。
  2. 疲れているときにやるな。
    • 疲弊は、凡ミスを招く原因。最悪、M/Bに実装したコンデンサが吹き飛ぶ可能性すら有るのだから。
  3. 潰しても良い、と思うぐらいの緊張感で臨め。
    • 追い込むような状況で、交換作業はやらない方が良い。追い込むと、力みに繋がり、力みがミスを招くことだって有る。
  4. 慎重且つ、大胆に。繊細且つ、大雑把に。
    • M/Bの持っている熱容量は、半端無い。適切に半田ごてをあてている程度なら、パーツがやられる心配は、少ない。
    • が、コンデンサの破壊交換は、最後の手段。

こんな感じか。


そうそう。例の超スケルトンPCの電源。窓から中を覗いたら、頭の膨らんでるコンデンサがありました…… orz
この電源も、余り長いこと使わない方が良いような感じ。なんだけど、その代替品として買ってきた筋肉電源は……正直使いたくない。それまでトラブルフリーだったPCに、トラブルを招いてくれたんだから……
それだったら、相応に名前が知れてて、高い電源を買う方が良かったわ……
本当に、メモリと電源だけは、金をけちっちゃなんねぇ。orz

*1:当時の80286や80286互換CPUを使ったNEC98系PCとしては、最高速クラスのクロック数16MHz対応のAMD製286互換チップが使われていた。

*2:GRシリーズには、80486sx/25MHz+PC98ハイレゾの無印。メモリの最大搭載量を45.6Mに拡張したGR+。GR+のCPUを80486DX2/50MHzに変更したGRSの3機種が存在した。

*3:後に、Uranus3rdを襲名

*4:Windowsに移行してから、最初のAMD-CPU。Windows以降と限定しているのは、最初の16bitマシンが、AMD製だったため。

*5:この時代は、Pentium2に対するサブラインとして存在していた。