いやいや、風が吹きましたですよ?

そんな感じ。ペガでSを取るなんて久しぶり*1だもんね。

珍しくカイル無しで、トーナメント会場に足を運んでいるラスク一行。
ユリ:
 さてと……
 早々に打ち落とされないように気をつけてくるね。
ラスク:
 舞い上がらないようにね。
ユリ:
 判ってる。

タイガ:
 けど、よう向かっていこうって気になれるな?
ラスク:
 いずれは、到達出来るようにならなきゃ行けない場所だから。
タイガ:
 賢徒の冠戴くが故に、って事かいな
ラスク:
 うん。ペガサスに立ち止まって良しとしているだけじゃ、だめだから
タイガ:――ええ顔するようになったやんけ。
 ま、その服に恥じんように気張るんやで。

――しばらく経ちまして。

ユリ:
 決勝は無理だったけど……
 ラスク。ケルベロスで待ってるからね。
ラスク:
 行ってくるね。
タイガ:
 おまえさんも空回りすんなよ。
ラスク:
 判ってる。

タイガ:
 ……あれがラスクなんか?
ユリ:
 予選18体中17体撃破は、悪くない数字よね。
タイガ:
 ……あれでも、上には上が居るって、どういう世界やねん。
ユリ:
 仕方ないわよ。あれでも、ラスク、トップスピード出し切れてないんだから。
タイガ:
 コンプリートしとるんやったな……
ユリ:
 そう言うこと。
 でも、さすがに、コロセウムでは無理だったみたいね。
タイガ:
 この場に、カイルが居らんくって良かったわ……居ったら、何言われとるか。
ユリ:
 でも良いじゃない。エルフはキープしてるんでしょ?
タイガ:
 あほ。んな安ない。あいつは、ユニコーンをキープしろって言うて来とんのやぞ。
ユリ:
 仕方ないんじゃない? 見取り稽古してたんだもの。それぐらいできなきゃ。


ラスク:
 ユリー、決めてきたよ。ケルベロス復帰!
ユリ:
 えらい。

――そう言うと、ラスクのハイタッチに応えるような高さに手をさしのべる。

ユリ:
 お疲れ様。でも、残念だったね。コロセウムは。
ラスク:
 召還されたのが、弱いのばっかりだったから。
ユリ:
 でも、諦めなかったら、取れるようになったでしょ?
ラスク:
 今は、ちょっと不満だけどね。
タイガ:
 ケルベロスやないからか?

――タイガの言葉に、ラスク、頷く。

ユリ:
 そう言うのはね、ラスク。ケルベロスに留まれるようになってから言わなきゃ。取り敢えず、今の私たちがしなきゃいけないのは、ケルベロスに留まれるようになること。
 そこからなんだからね。

ま、そんな気分ってわけですよ。
さて……最低限必要なのは、ケルベロスをキープできるようになること。後、目標は、二段到達かな。せめて、作中における、一つ星にしてやりたいもんなぁ。
希望と目標は、違うのですよ。
……でも、そう考えると、今の状態って、

希望
目指している人達とあたったときに決勝に意地でも残る。
目標
二段到達。
課題
ケルステイ

ってとこなわけか。課題と目標は、同義に近いところにあるけど、おいらにとっての希望は、課題の向こうにあるモノだから。んな感じか。

*1:メルが、魔導時代に1回出している程度。でも、メルのほうは、初優勝した回がギリギリSに届かなかった、って状態なので風の吹き方が違っていた可能性有り