考えてみれば、今回も大会前日とか、そんな感じだなぅ。

なんというかさ……ラスクの昇格って、大会近辺が多いよね。
って、中の人の都合というか、まぁ、あれだ。そう言うことなわけよ。(意味不通)
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパートのとっかかりは、昨日。
んでは、本文をば、どぞ。

Hop step JUMP! #2

<- 『Hop step JUMP! #1』

「ちょっと、タイガ。どういうつもり?」
 HRの終了を意味する、アメリアの退出を待っていたのか、くってかかるようにユリがタイガに詰め寄った。
「お前ら二人が付き合っとることぐらい、もう皆知っとる事やんけ?」
「そうじゃなくて!」
「え?」
「まるで、私たちが、フェスタコートでデートしようとしてるみたいな言い方しないでよ!」
「違うんかい?」
「それは、タイガ君の言い方が悪い」
 からかうような調子で、ニカっと笑ったタイガに、ルキアの言葉が突き刺さった。
「二人が、ガチンコで勝負する、ってのは知ってるんでしょ?」
「んなことぐらい……」
 ルキアの介入によって、ユリとタイガの注意が自分から、彼女に移ったことに乗じて、ラスクは書き置きを残すと、教室をあとにしていた。
「二人には……心配かけるかも知れないけど、気付かれてない今のうちに決めにいかなきゃ……」
 廊下の窓から外を眺めると、盛夏で在ることを主張するような鮮明な彩りの世界に目を奪われてしまった。
「今日も、暑くなりそうだなぁ」
 思わず足を止めてしまったことに気がつくと、首をぶんぶんと振って、ゲンナリしそうな自分を振り払って、ラスクは、トーナメント会場に向けてかけだしていた。


「やっぱり、昨夜ちゃんと眠れてないんじゃない」
 ブロンズメダルを手渡しながら、アメリアがラスクに言葉をかける。
「そ、そんなことありません! ちゃんと眠れました」
 とラスクは、噛みつかんばかりの勢いで言葉を返すが、眠りを妨げる要素がなかったわけでもなかった。初めてのコンプリートスレイ(百点満点)の達成があったからだ。
 とは言え、彼が達成したのは、Bランクに転落していたエルフ組でのことだったこともあり、彼自身にとって最高の獲物とも言える属(ジャンル)のトパーズ、種(カテゴリー)も、また、最もコンプリートスレイが成立しやすいフォートだった為に、彼自身は比較的醒めていたのだが、彼のそばに居る人物、つまり、ユリのはしゃぎっぷりに巻き込まれてしまったのが、今回の成績を招いたと言うべきかも知れない。
「そういうわりには、ギリギリな成績よね? 第一セット・アクアのベイズが十一位、第二セット・ダイアのカテゴリー2が八位、第三セット・アメジストのソリッドが三位って?」
 ギリギリで通過するという低空飛行ぶりの方が見事と言わんばかりのアメリアの言葉に、ラスクは返す言葉を失っていた。
「でも……撃破点総計自体は、充分A判定なのよねぇ。で、これで上級魔術士一級なんだから、何が言いたいのか、判ってるわよね?」
「昨日の勢いに乗っていきたいんで、」
 ラスクが続けようとした言葉を先読みするように、アメリアが愕然とした表情を浮かべながら、聞き返す。
「え? それって……昇格するまで続けるつもり?」
 それにラスクは頷くと、言葉を続けた。
「タイガさんや、ユリ……さんを驚かせたいから」
 が、彼の言葉に不自然な間ができたことをアメリアは聞き逃さなかった。
「どうして間ができちゃったのかなぁ?」
 と冷やかしがてら聞き返すと、その意味をすぐさま悟ったのか、ラスクが真っ赤になって俯いた。さすがに、それ以上冷やかすのは、本人にも申し訳ないと思ったのか、彼の返答の中にあった「驚かせたい」との言葉を繰り返しつつ、アメリアは言葉を繋いだ。
「ユリちゃんには、ラスク君に知らせたくないから、ってことで口止めされたけど……」
 と、かみしめるようにつぶやくと、ラスクの決心を尊重するかのように、静かに答えていた。
「判った。でも、あんまり無理しないようにね」
「はい」
「じゃ、行ってらっしゃい」

To be continued... -> 『Hop step JUMP! #3』

ダベリ

今日が、5話目で、今手元での作業が、12話目……あまりいい状況じゃない感じねぇ。下手打つと、1週間ぐらい書けない日が続く危険性がある以上、書けるうちにガリガリ書いてしまうのが一番良いんだけどねぇ。