#09・『Hop step JUMP!』#7

マウスは、ホイールの回転検知が、というか、ホイール自体が軽くなりすぎて、妙な回転信号を吐くようになってるし、親が見てるテレビは、青の発色がおちてる*1……どころか、酷いと緑まで落ちる有り様*2
まぁ、テレビは、俺がゲーム用につかってるのが、今休止状態だから、それで繋ぐって手もあるんだけどさ。何も、この時期に、逝かれてこなくてもいいやんね、ってだけの話。
まぁ、いつものように、どうでもいい話なわけですわ。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパート自体は、9/20から。
んでは、本文をば、どぞ。

Hop step JUMP! #7

<- 『Hop step JUMP! #6』

 控え室で、ラスクの帰りを待っていたアメリアは、疲労困憊の様子の彼に、呆れたような溜息を吐くのが精一杯だった。
「そんな顔しないの。優勝できたことにかわりはないんだから」
「でも、六体しか撃破できなかったし……」
 不満だと言いたげなラスクの返答に、肩をすくめながら、アメリアは言葉を返した。
「確かに、今回の成績は、S評価目前だったから悔しい気持ちも判るけど……」
 一旦言葉を切ると、慰める、と言うよりも、再確認を取るような言葉を続けた。
「かわりに、コロセウムは、全十二体の長期戦。場合によっては、撃破数で勝っても、総所要時間での減点で負けることだって有りうるんだから、ね」
 胸を張れ、と言いたげな彼女の言葉に、ラスクの気持ちも若干緩んだ。
「で、ゴールドメダルを渡してあげたいところなんだけど……」
「フラワーメダル、なんですよね?」
「それだけじゃないの。マロン先生とロマノフ先生から、それぞれのカテゴリー3のメダリオンも」
 とフラワーメダルを渡す前に、二人の先輩教師から預かっていた二枚のメダリオンをラスクに渡した。
「あ……」
 それを渡される意味を瞬時に理解したのか、驚いたような声を上げるのが、その時のラスクに出来た精一杯の反応だった。
「そう言うこと。でも、本当に今日中に決めちゃうとはね。私とのマルチの予習も、これぐらいあっさり決めてくれると言うこと無いんだけどなぁ」
「ご、ごめんなさい……」
 ラスク自身、すんなり合格を決めることができないのが気になっていたのか、申し訳なさそうにするのだが、アメリア自身としては、その彼の苦労が、血肉になる日が来ると言いたげにラスクに言葉を返していた。
「でも、良いんじゃない? 御両親の名前、エンライトンを受け継ぐための最後の試練を前に、苦手を洗い出すことができるのは、ものすごいメリットだと私は思うし」
 アメリアの言葉の意味を理解したのか、ラスクもかみしめるようにつぶやいていた。
「もうすぐ、なんですね」
「そ。もうすぐだから。それに、肩書き、またユリちゃんに追いついたじゃない」
 とアメリアに指摘されて、ラスクは、自分の肩書きが、ユリのそれと同じになったことに気がついた。
「さては、昇格するのに必死になりすぎてたな? まったく」
 と、自分の心情を見抜いたようなアメリアの言葉に、真っ赤になるのがラスクにできる精一杯の反応と言えた。
「さてと、で、どうするの? もう一回行く? それとも、終わりにする?」
 と聞かれたところで、緊張の糸が切れたのか、
「これで……」
 と、言葉が完成する前に、その場に崩れ落ちていた。昇格を決める、との緊張感だけで、自らを奮い立たせ、その両足で立っていたと、言わんばかりに。
「……まったく、無理しちゃって」
 アメリアにしてみても、消耗で意識をなくしているラスクの身体を抱え上げるのは、簡単なことではなかったのだが、ただ、追いつこうと一生懸命頑張った姿をみてしまったせいか、不思議と力が湧いてきていた。

To be continued... -> 『Hop step JUMP! #8』

ダベリ

基本的に、小咄も、こっちも、舞台を共有しているんだけど、この話のこの部分に関してだけは、大きく話の流れが変わってしまうことに(汗)。
これに関しては、俺自身が、この日一日で3-5と分割していたものの、8クレ消費なんて、無茶やってるもんで、その事を、話の方に矛盾無く反映させようと思うと、こういう形になってしまうことに。
まぁ、たかだか8戦やった程度で、ぶっ倒れるなよ、って言われてしまうと返す言葉が無くなってしまうんだけどさ。
……やべぇ! 原稿ストックが無くなる!! なんとかせんと。

あ、取り敢えず、戯言の方は、また明日。

*1:たまに、ゲーセンで見かけん? やたら、黄色い画面のゲーム。その状況なのよ、今

*2:昨夜、そこまで症状が悪化したが、28日16時現在、緑も発色できている