#08・『Hop step JUMP!』#6

ストックが、とうとう(今日公開する分も含めて)残り3話。繋がってくれれば、一気にストックが増えてくれると思うんだけど……自転車操業かけるしかなくなる可能性もあるからなぁ。
それだけは、回避しないと。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパート自体は、9/20から。
んでは、本文をば、どぞ。

Hop step JUMP! #6

<- 『Hop step JUMP! #5』

 八戦目。
 セットトップを奪取することが出来たのは、第一セットのアメジストベイズのみではあったが、それが、緊張の糸を切ってしまったのか、比較的高速撃破が容易な模擬体召喚が続いた第二セット・ダイヤモンド・ソリッドでは、六位通過と低空飛行になっていた。
「勝って兜の緒を締めよ」
 と、自分に言い聞かせて臨んだ第三セット・エメラルド・カテゴリー1では、緊張感を取り戻したからか、セットトップ争いに真正面から絡むことのできた二位通過と、悪くない結果に繋がり、今日六回目のコロセウム到達との結果に繋がった。とは言え、自分の疲労が限界に近いことには、彼自身を気がついていたので、今日の四戦目の時のように、トパーズ以外の比較的得意なカテゴリーを選択するという冒険は避け、トパーズ・カテゴリー2をもって臨むことにした。
 ファイナルの開幕を告げる声が響くと同時に、フラワーカップ成立とのイメージが脳裏を駆け抜けていく。それが影響したのか、そうでないのかは判らないが、それまでの三セットでは、コンプリートスレイすらも可能ではないのか、と言いたくなるような、撃破が容易な模擬体が召喚されていたのに、突然、召喚される模擬体の強度が変更されてしまったのだ。
 或る者は、離されまいとするために、自分が得意な種・属を選び、また或る者は、有力なライバルを黙らせるために、『彼』が連れているペットの色に対応した種を選び、自分が優位に立てるように属を選ぶ。そんな駆け引きを嘲笑うかのように、自滅を誘うような難度の模擬体が立て続けに召喚されていたのだ。
 そんな中、ラスクは、前半戦とも言えるアメジスト・グラフ、エメラルド・コロニーこそは、各クォーターで一体ずつの撃破に留まったものの、後半戦に分類するべきだろう、アクアマリン・ソート、そして、彼自身の選択でもある、トパーズ・カテゴリー2では、それぞれ二体ずつを撃破し、計六体を撃破していた。
「勝てたら、儲けモノ……かな」
 とつぶやいて、結果発表を待っていると……

 ラスク自身も予想していなかった、望外の優勝という結果に繋がっていた。
「優勝した事自体は、嬉しくない訳じゃないけど…… あまり、誇れる結果じゃ……無いかな」
 へたり込むように、自分の出した結果を眺めていると、あと一仕事残っていることを思い出し、ラスクは、奮い立たせるように息をつくと、立ち上がり踵を返していた。

 八連戦という、彼自身、未知の経験だったために、体力の配分ができずに、極限の疲労に襲われていることは、引きずるような歩みに顕れていた。が、自分の足で戻ることが、トーナメントに参加する際の最低限のルールと、自分に言い聞かせて、疲労が重くのしかかる自分の身体を引きずるように、アメリアの待つ控え室まで、ラスクは歩みを進めていた。

To be continued... -> 『Hop step JUMP! #7』

ダベリ

えーっと、実際のプレイは3-5と分割してやってたんだけど、それに対する説明やら何やらを考えるのが面倒で、八連戦として捏造した流れ。とは言うものの、俺自身のプレイスタイルや、連戦時の消耗などを、違和感なく物語に織り込もうと思うと、こういう流れにするしか無いかなぁ、とか何とかね。
ふぅむ。今日の流れは、トーナメントが終わるまでの部分だったやね。
それじゃ、ま、また明日って事で。