「レコ……ちゃん?」 自分を見下ろすように覆い被さるシンジュが森の維持神に呼びかけることが、その時のパルムにできるやっとのことだった。 濃藍の空からは、白銀の光に包まれた丸い星が自分たちを見下ろしている。 だからなのか、自分を見つめている彼女の表情を読み取ることが一切できない。 虫たちの合唱と、渡っていく風の音をどれぐらい聞いていただろうか。パルムは、ようやく見つけた言葉を、彼女に投げかけていた。 「どう、したの?」 彼女は、それまで身じろぎ一つせずにじっと見つめていたのに、パルムの問いかけに、小さく頷いき、顔を近づけた。 何か目的が隠されているのか、ため息混じりに、彼女はパルムの耳元にささやきかける。 「ぱるむ……」 くすぐったいような、そうでないような、未知の感覚が、彼の耳元から脳髄に響き渡る。 「ど、どうしたの? 何か、変だよ?」 悲鳴のような、そうではないような声を上げてしまいそうな自分をどうにか、押しとどめるために、パルムは、もう一度問いかける。 「変じゃないよ」 抗うための言葉は、たった一言の否定にかき消されてしまった。 「へ、へんだよ……」 「……私のこと、きらい?」
……とかなんとか。
ちょっと前の拍手ボタンのキャプションに、『破戒』うんぬん、って事を書いていたのは、むしふたでの、って事よりも、もう一つの、この手の組み合わせに関して。
どの程度、信じてもらえるのかは判んないけども、3月を最後に、ゲーセンでも、DSでも、QMAからは足を洗ってる。まぁ、未練がましく、プライズマシンでフィギュコレを獲ってたりするけども……まぁ、それはそれで、別問題とかなんとか言って、予防線を張ってみるテスト。
まぁ、本題は、だ。
以前、俺が、ゲームタイトルに関する二次創作の『自分に対する掟』に関係した話。
ちと、このところ、『境界線』Ep.0に相当する部分の話*1や、それに伴う『境界線』シリーズのリファインを視野に入れてみようか、とか思ってるところなもんでさ。
ただ、戒めを破ってしまうと、いろいろとグダグダになってしまいそうなところが有って、書くのを思いとどまってるって所なんだけども……
まぁ、なんだ。誰かが背中押しちまって、環境が整ってしまったりすると、しれっと、書き始めてる可能性が有るかもね。ってわけで、期待せずに、時間を過ごすのが一番良いのさ。