書くことはしてんですよ?
って、最近は、めっぽう、筆の進みが悪くなっているんだけど。orz
<-『初日#5』 「でも、緊張感を維持し続けることのできる方が」 「今は、一つの峠を越えたところなんだ。ここで、一旦、休憩するのが得策じゃないのか?」 「……でも」 休憩する時間も惜しい、という表情でアトリウスの提案に異を唱えるティターニアに、彼は、溜息をつきながら、言葉を返した。 「ラスクの術式なら、この先で鉢合わせになるかも知れない有毒種などをまっ先に仕留められる以上……それが切れる前に、少しでも地上に近づいておきたいって気持ちは、判らないでもない」 「だったら」 自分の意をくみとっているアトリウスの言葉に、思わず同意を求めてしまいそうな表情を見せる彼女に、首を振ってアトリウスは答える。 「だからこそだ」 アトリウスの言葉に、呆気にとられた表情をティターニアは覗かせてしまう。 「一回リセットする意味でも、休んでおくべきだろ?」 有言実行と言わんばかりに、アトリウスは、階段に座り込んだ。 「ティタさん。あんたみたいに、皆が皆、すぐに息を整えることができるわけでもないんだ」 アトリウスが座ったのを見て、ラスクも、それに倣うように座り込む。 「後ろの声は、神の声なんて言うからな。ティターニア、お前さんの負けだろ? ここは」 息を整えるために座り込んだラスクの様子を見て、妙に急くティターニアを宥めるように、エリアルが言葉をかける。 エリアルの言葉で、自分の負けを認めたからなのか、ティターニアが呆れ混じりの溜息をつく。彼女の様子、というよりも、今、彼らの居る場所の影響故か、休憩、と言うよりも、小休止、との表現の方がしっくり来る状況に彼らは身を置いていた。 そんな中、エリアルは、そうすることが自分の役目だと言いたげに、壁にもたれながら、階上を窺うように、視線を巡らせて、 「ここで休んどくのは、案外有りかも知れないな」 と、つぶやいた。彼の言葉に、アトリウスが肯いたことで、ユリには、二人の間の無言のやりとりが有ったことは理解できたのだが、その裏に有る者までは読み取ることができなかった。 だからだろう。自然と、 「どうして?」 との問いかけが出てきたのは。 エリアルは、彼女の問いかけに対して、自分が答えるよりも、相応しい人物がいると判断したのか、 「アトリウス」 と、神の声と称したアトリウスにバトンを渡した。 「地図を見てくれれば判ることなんだが……」 ユリの注意を自分に向けさせて、アトリウスは二階の地図を拡げながら、ユリの質問に答えることにした。 「ここが、階段。で、困ったことに、ここが、『あの』片目鹿の縄張り」 と、階段からの一本道が十字路に繋がっている付近を示しながら、アトリウスは、ユリの質問に答えた。 「他の片目鹿に、この縄張りが空いていることに気付かれていなければ、何不自由することなく、走っていけるんだが……」 「それって……」 アトリウスの言葉を受けるように続いたユリの呟きに、エリアルが言葉を被せた。 「気付かれている場合も、想定しておく必要があるってことだ」 エリアルの言葉で、覚悟を決めたのか、言いきかせるように、ユリがつぶやいた。 「なるほど。デストロイゼムオール、ってことね」 「……いや、そうじゃなくて」 ユリの呟きに、宥めるような言葉をエリアルがかける。 「え? 37564にするために、息を整えているんじゃないの?」 「術式を発動できる回数が限られてるんだから、無茶言わないでよ」 不満そうなユリの言葉に、呆れながら、ラスクは静かに抗議していた。
なにやら不穏当な発言が飛び交っているような気がしなくもありませんが、そんなこと知ったことじゃありません。(マテ
取り合えず、ようやく、B2Fですわ。『初日』が終わるまでは、もう少しってところで。
敷かし、一気に書き上げないと、記憶に頼って書くのも、いろいろキツくなってくるからなぁ……
しかし、コレに付き合ってる人ってどれぐらい居るんだろ?
不定期だし、気が向いたときにしか書かないし、細切れだし、でかなり酷いことになっているような気がするんだけど。
……ま、いいか。気にしたってはじまんねーし。
じゃ、また続きで。