別名・蛇足。(マテ
いや、まぁ、なんだ。忘れてる人もいるんじゃないかなぁ、とか思ってさ。改めてね。
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパートは、10/30から。
んでは、本文をば、どぞ。
Lask the ADEPT #10
<- 『Lask the ADEPT #9』 「それからさ、ユリ」 「何?」 「ぼくが賢者になるまで、ここに来るの待っててくれるって事、なの?」 「そのつもりだけど?」 「今、どれぐらいなの?」 自分より先んじること一ヶ月。この一ヶ月の間に、どれだけ級位を上げることが出来たのか、とラスクは問うていた。 「一応、二つ星になってるから、今八級かな」 「ずいぶん……掛かるんだね」 「仕方ないよ」 圧倒された様子のラスクに、ユリはそれが当然だと言いたげに言葉を繋ぐ。 「ラスクも、或る程度は見ているから判っていると思うけど、ペガサスともなると、賢者の方が多いし、勢いハードル高くなるんだもの」 「だよね……」 経験者でもあるユリの言葉を聞いたからか、ラスクは、溜息をつきながら、ポツリとつぶやいた。か細いラスクの呟きが、次の昇格検定をクリアすることへの意欲をなくしたように聞こえたのか、ペガサスの状況を見た後の彼の言葉を思い出させるように言葉を返した。 「だから、『約束』改めたんでしょ? スパイラルしても、めげるなしょげるな、ってさ」 彼女の言葉に、ラスクは頷くだけで応える。 「だったら、私からも『約束』。スパイラルしても、めげたりしょげたりしない。……できる?」 「頑張ってみる」 「おっけー、その意気、その意気」 とラスクを励ますように明るい声で答えつつ、ユリは彼を抱きしめていた。 「それに、次の検定クリアしたら、カイルのように『名前』授かるわけだしね」 「ぼくは、父さん達の名前を引き継ぐから」 「そっか。ラスク=エンライトン…… 随分えらそうな名前だね」 「そんなこと言う……」 「冗談だよ、冗談」 とラスクの言葉に応えたところで、ユリは、ひとつの疑問が湧き起こった。 「けど、そうすると、クリスも、今は名乗れないの?」 「ううん。姉さんは、準生徒。入学試験はクリアしてるけど、入学権利の行使を保留してる状態だから、名乗っても構わないんだ」 「随分、立場が違うんだ……」 と感心するようなユリの言葉に、ラスクが頷いた。 「でも、入学権利を行使したら、エンライトンの名前は、父さん達と同じ賢者にならない限り名乗れなくなるんだけどね」 「大変なんだ……」 「ぼくは、賢者になれば許されるし、シャロン姉は、もうパーシュートって名乗ること許されてるけど……」 「けど?」 「レオンさんは、大賢者にならないと……『ハート』を名乗ることが許されないから」 「大賢者って……」 果てしなく遠い肩書きが、ラスクの口から何事もなく出てきたことに、ユリも呆然とつぶやくしかできなかった。 「でも、昇格検定を経験していることに変わりないから、アカデミーを後にするときに、新しい名前が送られることになると思うけど」 「どうしてそんなことが判るの?」 「養父(とう)さんが、そうだったから」 とのラスクの言葉に、ユリは、彼が上級に昇格する前夜と当日の夜に行われたパジャマパーティのことを思い出した。 「ラスクとクリスは、シャロンのお父さんが後見人になってたんだっけ」 「うん」 To be continued... -> 『Lask the ADEPT #11』
ダベリ
さてと。今回の話の中で、星の数が表現として出てますがね、修練生以上魔導士以下の間は、10-級位の数*1だけ、バッヂに星が浮かぶって事でね。賢者を含めないのは、考慮中だから。段位-1にするか、段位そのものにするか、ってところでね。
別に、アメリア先生にバッヂを交換してもらう、って絵もさ、女子勢やユウ・ラスク*2なら、アリな構図だろうけど、バッヂにも魔法的な仕掛けが施してあって、って方がそれっぽくない?
マロン先生辺りだとさ……バッヂ交換の画って、なんか間抜けな構図になってしまいそうでね。
閑話休題。
さて、今日のパートは、『境界線』で語ったことや、これまでに出てきた断片なんかの復習編。もうすぐ、この話も終わりだしね。ふたりのデートに関しては、今は書くつもり無いけど、暇が出来たら、書くかもね。今は、閑無くてそれどころじゃないけどさ。
今やってるのがカタついたら、タイガの上級昇格編・「うしろのカイル」なんてのやってみるのも面白そうだねぇ。でも、それって、カイルって言うより、カイノレ、アーベルって感じっぽいのが難点だけどさ。
さてと、今日はこんなところで。次は、明日……の予定だけど、穴開けてたら、ごめん。予防線張りで、すっげーきたねーけど。取り敢えず、このまま、最後まで突っ切る。
んじゃ、そんなところで、また次回。