#06・『Hop step JUMP!』#4

来週以降がヤバイのは、昨日も書いたとおり。
困ったことにさ、話、というか、イメージが集束してくれないのよ。集束しそうになってくると、展開に疵が見えるとか、その疵をなんとかしようとすると、分岐・発散するとか……orz

スランプなんやろか……
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、このパート自体は、9/20から。
んでは、本文をば、どぞ。

Hop step JUMP! #4

<- 『Hop step JUMP! #3』

「判った…… そのかわり、これからは、毎回、休むように私に促されても、クドいとか、思わないようにね」
 そう思いかけていたのか、ラスクがギクリとした表情を覗かせる。
「私は、ラスク君の昇格ペースが、皆より遅くても、なんとも思わないから。ラスク君は、ラスク君のペースで歩いていけばいいの。体調を崩すようなペースで、みんなを追いかける必要なんて無いんだから、ね」

 六戦目。
 アクアマリン・カテゴリー1を十一位と、体調が心配になり様子をうかがっていたアメリアすらヒヤリとするような順位で通過したものの、未だ恐怖が残るのか、動きが堅くなったエメラルド・フォートでは四位通過、連れているペットが赤いことから、苦手であると公言している形のルビー・シーケンスを三位で切り抜け、今日だけで通算五回目のコロセウムに、ラスクは臨んでいた。
 が、彼自身が選択したトパーズ・カテゴリー2や、それに続いたルビー・ソリッドは、どうにか切り抜けたものの、その後に続いたエメラルド・ワーズとアクアマリン・ソートがブレーキとなり、四位に甘んじる結果となった。
「一回、休んでみたら?」
 五回目のメダル圏外に、しょげているのか、へたり込みそうな様子のラスクに、アメリアは休息をとるように促すが、当の本人は首を横に振るばかりで、受け入れる様子がなかった。
「確かに、あの状態の第一セットで、最終的にA評価に持っていったことは、見事と言ってあげたいんだけど、この六戦、休み無しでしょ? いい加減休まないと、良い結果を勝ち取れないわよ?」
 と、諫めようとはするのだが、ラスクは、
「まだ、行けます」
 と、撥ね除けるように言葉を投げ返していた。
「判ったわ。ただし、次のトーナメント、八人枠、つまり、第三セットに届かずに終わったら、有無を言わさずに休憩させるから。そのまま、今日は終わりにするか、また帰ってくるかは……私としては、終わりにして欲しいことろだけど、ラスク君次第だから」
 と、彼女の中で設けておきたいハードルよりも、敢えて一段下げて、ラスクに条件を提示していた。
 ラスクが、トーナメントに参加するようになってからの戦績を省みながら、アメリアは、一段下げたハードルでちょうど良いだろうと思っていた。記録されている限りのラスクの戦績では、九八戦中、第二セットで敗退したのは八回。つまり、九割の確率で、予選第三セットに勝ち進むことができるのが、ユニコーンランク以下での彼の実力なのだ。その一割に含まれるような戦績を出してしまえば、やや強情になっているラスクであっても、自分の提案を受け入れるだろうと予想したからだ。とは言うものの、彼女自身としては、六割強の確率で到達しているコロセウムを踏めない限り、休ませたい心境ではあったのだが。
「第三に残れたら、続けて良いんですよね?」
 約束ですよ、と続けそうな勢いのラスクの言葉に、アメリアは、こう切り返していた。
「ただし、第一や第二を超えられなかったときは、言うまでもないわね?」
 彼女の反問に、ラスクは、表情を硬くして頷いていた。

To be continued... -> 『Hop step JUMP! #5』

ダベリ

基本的に、この話の中で出てくる数字は、俺自身の戦績に基づいてる、ってのは……戦績と今までの話を見てきている人には判りきってることなんだろうけど……
さてさて、明日は、どうなることか? じゃじゃーん、って展開かな?