最大往生360版について、いろいろ思ったこと。

観たくない人もいるかもしれないから、これについては……折りますかね。
正直な話、ポジティブよりは、ネガティブの方が強いから。
まぁ、チーム制スコアアタックのことについては、結果について、ね。言いたいことが有ったり無かったりするけど、それについては、まぁ、割り切ったので、それ以外のところで、最大往生を斬ってみようか、とか思ったり。
ただ、こんな事を言うと、エレメントドールやオペ子さん、陽蜂・陰蜂が喋るだなんだって要素についても評価対象に含めると受け取られそうだけど、おれ個人は、先の要素については、痛車のラッピングと同程度にしか捉えてない。
なので、今回、ネタとしてぶった斬るのは、この痛車のベースとなる、車の本質的な要素について採り上げるものと、理解して欲しい。

ArcadeHD・チャレンジ。

一応、このモードについては、本編の攻略の手助けとなるように、ってことで技術的な導線として提示されたモードだと理解してるんだけど……
そのわりには、正直ちぐはぐ感が拭えない。
と言うもの、課題に割り振られている番号と、課題の内容、そして、その課題をクリアした際のゲーム内の報酬とのかみ合いが、取れてるように思えないからなんだけどね。
直ぐに見える部分でも、各面の中ボス撃破が並んで、その次に、って形で、実際のゲーム進行と噛み合ってないよね? と。
この辺りは、比較対象とするのが相応しくないかもしれないけども、永夜抄のスペルプラクティスモードの方が、よっぽど整合性がとれてるように見えた。
たしかに、作る側にしてみれば、手早く作れる順序なのかもしれないけど。

全モードにまたがる、チーム制スコアアタック。

紹介記事なんかでは、今回の特色として推されていた要素。
まず、取説には、8週限定・集計単位は1週間、と明記されているので、これについては何も言うつもりはない。
で、チームがトップを取ったあかつきには、そのチームメンバー全員に、限定のゲーマーアイコンが配布されるってのも、まぁ、競技性を持たせるためには、必要な措置なのかな、と理解はするけども……


競技性を持たせるのならば、最低限、集計期間の告知はあって欲しかった。
アルカディアのスコア集計にしたって、締め切り日・集計対象とするための最低期間などは、レギュレーションに記載されたり、また、公式サイトで追補されたりしてるんだけど、それが一切なかったのね。
たしかに、木曜日になれば、切り替わってはいた。発売日が木曜日なんだから、この辺りは、当たり前の区切り方だと思うけど、じゃ、何時を持って、切り替わるのか、ってところが全くなかった。


次。プレイヤーが出した最終スコアを単純に加算していくって形になっていたんだと思うけど、チーム制スコアアタックに参加している限り、リプレイが一切記録されないってのは……
どうなのかな? と。たしかに、このモードに参加してスコアを出せば、その到達点に応じて得られるゲーム内コインが倍額になる、ってメリットは有ったけども、その倍額ってメリットに、リプレイを記録できないってデメリットは勝ったのか? ってことになってくるのよね。
個人的な感想になるけど、過去のプレイを振り返ることができない時点で、倍額のメリットは消滅する。
実際、360モードで、チーム制をやってるときは、スコアが伸びることも多かったから、その違いを理解する意味でも、リプレイを観たかったってのはあったんだけど。
結局、それは適わずじまいだったからね。

プレイヤーが、成長を実感できる要素。

……無いんだ。これが。
正直、怒首領蜂の系譜ってのは、プレイヤーの技術的な成長が、スコアにきっちり顕れる性格を持ってると思うから、ランキングでもなんでも、ゲーム終了後に、それを直接確認することができれば、フィードバックに繋がるんだけど、
ネームエントリー自体が存在しない最大往生に、その要素があるか、ってことになると、皆無としか言いようがない。
家庭用における、ローカルスコアランキングの存在意義ってのは、純粋に、過去の自分との勝負、プレイ技術の向上を確認するためのものと、おれは考えてる。
たしかに、CV-1000基板タイトルのスコアランキングってのは、当日ランキングと通算ランキングの二つに分かれてたから、そこの部分も取説なりに明記してあれば、「ローカルランキングが更新されてない」ってなFAQは潰せた筈なんだけど、それをせずに、スコアランキング自体を無いモノにしてしまうのは、少々問題がないか? って思った。
たしかに、収録曲数を減らすことができるから、その分データは軽くできるだろうけどさ。

家庭用のメリットについて

うーん……
とりあえず、稼働店が近くになくても、最大往生が遊べる、ってところで終わり。それ以上も、それ以下もない。
たしかに、資源管理ゲームとしての側面を、より強化した360モードの存在とか、スコアシステムのバグを改善したVer1.5など、メリットと感じられる要素は有っても、個人戦スコアアタックへの導線ともしたかった筈のチーム制スコアアタックの問題点、成長を実感できる要素の薄さ、と言ったデメリットが、それを相殺しちゃってるかな、ってのが、最大往生に対する率直な印象。
だってさぁ……
壁紙だけを鑑賞するってモードもないんだもの。
せっかく、ね。4機体の設定が書き込まれた壁紙があっても、その壁紙だけを見ることができなくて、ものすっごく不満なんだもの。


360モードでのオペ子さんの台詞じゃないけど、
「本ッ当に、残念です」
って気分にはなったね。360版は……