来年も、コナンはあるようです。

一つの見出しでまとめてしまおうか、とか思ったけど、それだと、ネタバレ回避とかが面倒くさくなるので、見てきた映画一本につき、一つの見出しって事で分けてみる。
って事で、まずは、『天空の難破船』から。
と思ったけど……下手なことを口にすると、それが、って事も有るけど……
まぁ、アレだ。折った先での記述が、異様に少ないと思ったら、来年の今頃、またこの見出しでも見といてくれぃ。


今年の劇場版を一言で表すなら、
『たった一つの虚構が、続く事実を“取り繕うための弁解”に変え、たった一つの事実が、虚構を真実にすり替える』
と言ったところ。



北野監督の言葉だった気がするけど、「演出ってのは、因数分解だ」ってな言葉がある。
「殺害シーンを作るのでも、ご丁寧に殺している場面を描く必要は無く、『血まみれのナイフを持っている人物と、その前で血溜まりに倒れ伏す人物』と言う場面を描けば、事足りる」と続いていたんだったかな?
まぁ、何を指してこんな事を言うのかって事は……みてのお楽しみって事で。

キッドの蘭への弁解に含まれるウソ

これは、たった一つ。『怪盗キッドの正体は、工藤新一』であること。
それ以外は、何らかの形でキッド自身の活動理念に影響を与えている事であったり、本人から聞き出したことなどが含まれていたわけで、「真実」とは呼べなくてもウソではないわけだ。
おかげで、あの場面は、ニヤニヤしながら観ることができましたがね。
さぁ、怪盗紳士。如何に逃げますか? って感じで。