黒往生Exに関する、不平不満。

んじゃ、黒往生Exのメニュー周りで納得出来ない仕様などから。

メニュー全体

全体を通して、その項目を選択することで何ができるのかを伝えていない。
確かに、何も考えずに、その項目を選択して、その中身を見て、何ができるのか、と言うことを理解していけばいいのだろうが……この点は、PS2版に劣っているような印象を受けてしまう。
確かに、PS2版は、白往生単品の移植なんで比較するのは間違っているかもしれないが、ゲームをプレイする上で、重要な、「わかりやすさと集約性」がPS2版に比較すると蔑ろにされている印象がぬぐえない。


エクステンド設定のように、各ゲームモードで違いが生じる設定の場合、個別のゲームモード内で設定する方が調整しやすさと言う意味では勝るので、構わないのだが、初期残機数やスクリーンポジションのように、個別調整も行うが、おおむね共有出来る設定項目の場合、トップメニューのCONFIGで調整出来るようしておく方が妥当ではないのか? との印象がぬぐえない。


また、個別のゲームモードで、リプレイの記録やダウンロード、XBoxLiveへのアップロード用データの記録ができるのに、直接リプレイを閲覧出来ない仕様は、いかがなものか?
一旦トップメニューまで戻って、そこから閲覧する、というのは手間が掛かりすぎる。


それ以外にも、決定ボタンで調整項目のデータを決定することができず、キャンセルボタンで戻ることで固定される、というのは「操作感の統一」との方向性からは評価出来ない。それ以外にも、BGM/SEのボリューム設定や壁紙表示の明るさなど、0〜100%の範囲内で指定する項目の場合、決定ボタンならば、その時点での設定値に、キャンセルボタンならば、変更前の設定値に、と操作させる方がストレスを持たせない操作に繋がるように思う。
また、「操作感の統一」と言う意味合いから、上位メニューに遷移するために、キャンセルボタンを押す以外の操作を要求することも、評価を下げる要因と判断するしかない。
以上の点を踏まえ、メニュー全体を通しての作りに関しては「作り込みが甘い」と評価せざるを得ない。
改善点:
何はなくとも、操作感を統一させる。Aボタンでは決定、Bボタンでは破棄、などのように。
サブメニューでは、EXITやRETURNのように、上位メニューに戻ることを強調した項目を追加し、項目選択中のBボタン押しは、その項目に一気に移動させるか、上位メニューに戻るように挙動を統一する。
また、細かい調整を行える項目、BGM/SEボリュームや壁紙の明るさ設定などでは、左右以外にも、上下で±10ポイント変動させるなどの印象の向上を。


それが出来ないのならば、各時点に応じたボタンヘルプの表示を。

CONFIG周り。

VISUAL
  • DISPLAYの項目で表示方向の選択が行えるが、HORIZONTAL-A/B、VERTICAL-A/Bと言う表現は、わかりにくい。
    • RFAのように、ROTATE-RIGHT、REVERSE、ROTATE-LEFTにするか、0゜、R90゜、180゜、L90゜とする方が、わかりやすい。
    • 一応、反時計回りのみの回転しかできないPS2版に比べると、進歩している部分ではあるが、勝っているのがこの部分だけだったりするのは、正直いただけない。
  • DISPLAYがらみ。HORIZONTAL-Aから反時計回りになるVERTICAL-Bへの遷移に、VER-A→HOR-B→VER-Bと操作する必要がある。
    • 「どうして、この表現?」の次は、「プログラマの怠慢じゃねーの?」な処理。
    • ちなみに、RFAの場合、標準状態からでも左右どちらにも遷移させることができる。
    • まさかとは思うけど、2の補数表現を知らないって事はないよな? それを知っていれば、この場合、4つしか候補はないんだから、インデックスに3を足して、3とのビット積を取れば*1、インデックスは必ず0〜3に納まるんだが。
      って、いささかトリッキーと思われるかもしれないが、4で割って余りを求めるよりは、3とのビット積を取る方がクロック単位での処理が早いってだけの話なんだけどな。
  • SCREEN LOCATIONと言う項目を設定する。
    • この項目を選択したら、左スティックまたは十字キーで、実際のゲーム画面の表示位置を。右スティックまたは左右トリガーで、画面の大きさ(オーバースキャンでの比率)を、それぞれ変更出来るようにする。
      この時、オーバースキャンでの比率や画面位置を数値で確認出来るようにすると、なお向上するかも?
    • もしくは、サブメニューで、POSITION、OVER SCAN、EXITと設定し、それぞれ実際のゲーム画面を表示させながら調整できるようにするのも、一つの手。
  • SCREEN POSITIONと言う項目を追加する。
    • 実際の画面を表示させて、上下左右に移動させて決定させる。
      この時に、POS-X、POS-Yと言う形で標準設定に比べて、どの程度変更しているのかを表示させれば、なおよろし。
PLAY-SETTING

この項目はない。
が、この項目を追加して、ここで残機数の設定や、弾速ランクなどを調整出来るようにすれば全体での共通設定として利用出来るのではないか?

締めくくり。

こんな感じかなぁ……
でね? 比較対象とするために、RFAを起動してみたんだけども……
バカじゃねーの?(笑)
と言いたくなるほど、再現表示が追加されてるのな。
って、俺が「バカじゃねーの?」って思った最大の要因は、『OLD PROJECTER』の項目。この項目選ぶとさぁ……
色ズレおこしてんだぜ? バカだと思わねぇ?
いやぁ、笑った笑った。そんなしょーもない機能追加してんじゃないよ、って言いたくなったけど……
まぁ、それはそれでな。色々ある、大人の事情って奴でさ。


しかし……黒往生Exはねぇ……
俺は、黒往生の再現に関しては何も言わない、というか、言えない。ので、口を出して欲しいのは、中野プロモーションの黒往生DVDの担当プレイヤー氏に口を出して欲しい。
で、白の方は……「本当に、コンバートした結果がこれなんですか?」と言いたくなる心境。だってさぁ? へなちょこ……というか、シューターを名乗るのもおこがましい俺でもだよ? 2ボス発狂の弾速が違うって見切れてしまうのは、正直ヤバいでしょ? って話なんだから。
でもなぁ……大往生は、そんなにやり込んでるゲームじゃなかったはずなのに……
よっぽど印象深かったんだろうな……
2ボスの発狂……

*1:C言語方式で記述するなら、
インデックス = ( インデックス + 3 ) & 3
となる。