考えてみれば……理系よりになった遠因、ここにあったのかもしれない

ニャロメのおもしろシリーズ……ってのが昔、有ったんだよな。
今、「ニャロメのおもしろ」ってフレーズで検索してみると、『性教育』ばかりが引っかかる。


まぁ、こんなことを思い出したのも、赤塚不二夫氏の訃報に触れたからなんだけどさ……


昭和50年代以降というのは、漫画界の世代交代が始まりつつあって、赤塚氏の作品の露出度が下がりつつあったような気がするのよ。
平成辺りまで時代が下ると、今度は、リバイバルがブームになってくるので、それに併せて、おそ松くんやらバカボンやらが復刻されて、露出度が上がってくるんだけども、その直前ってのは、ちょうど空白期に当たるのよね。
ところが、赤塚氏。結構やることが抜け目ない。
自分がかつて生み出したキャラクターたちを利用して、手引き書のような作品を上梓するのよ。
おいらが買ったのは、このうち、数学教室宇宙論生命科学館の三冊なんだけども、この三冊って、数学・物理・生物・化学って、早い話、理系の基礎分野に関ってるのよね。


確かに、この三冊が上梓されてから程なく、TBSで番組が作られたと記憶してるんだけども……
いかんせん、もう20年以上前の話なんでね。なっかなか引っかかってくれやしないと来たもんだ。
ま、そんなもんかも知れんけどね。


けど、この三冊の事を調べていくうちに、数学教室に復刊希望が出ていることを知ったのさね。
数学教室だけ、どうして、って事になるかもしれないけど、それ以外の作品がどうしても、時節によって、正論とされる論文が書き換えられてしまうために、どうしても、作者によって改訂されていくことが望ましいんだけど、数学教室だけは、基本的な算数から始まって、ユークリッド原論・ユークリッド幾何学、なぞる程度に非ユークリッド幾何学を取り扱っているので、「数学とはなんぞや?」って部分を学ぶには、もってこいの本だと思うのよ。
そういう意味では、復刻・復刊されるに値する本だと思うんだけど……
原稿の所在、版権の所在……復刊するには、クリアするべき問題も結構残っていそうだからなぁ……


と、そんなことを、弔辞を読むタモリさんの姿を見ながら思ったのさね。