ふた虫様騒動記#3・仮解決

[,h360,left]不自然な切り方をするな、って言われても、あんまり長くなるようだったら、適当に、区切ってしまうのがふゆざきくおりてぃ。
閑話休題

←は、力業を使って、調整した結果なんだけども。さすがに、『力業』と呼ばれる方法を使っただけのことはあって、綺麗に、左右が埋まりました、と。じゃ、これで万事解決か、っていったら、そうでもない。orz

結局、オーバースキャン問題に関しては、サービスモードに入って、テレビの微調整を施してみるんだけど、結局のところ解決できず、オーバースキャン状態に変化はなかったワケよ。


それじゃ、アンダースキャンモニタに信号をたたき込むための機器、つまり、アップスキャンコンバータに頼るわけだけど……
結果は、
[,w320,left]*1
orz

NTSC、というか、S端子信号の水平分解能ってのは、表示期間に限って言えば、多くても910。DVDレコーダーでの分解能が、720なので、追従できて欲しかった*2んだけど、実際はそこまで甘くなかった模様。

さて、また、左側が切れちゃっていたりしますが、これは、表示位置設定を元の標準設定に戻した影響。持って行く可能性を考慮すると、どうしてもね。
持って行く先の調整をいじる必要が生じると、戻すのが面倒になる可能性が有るんで、それだったら、調整をいじらずに済む設定で使えるようにしてしまえ、ってのもあったんだけどね。

さて、この段階で、手持ちの機材でやれることは、すべてやり尽くし、もはや、手持ちの機材のうち、一つを更新するか、いっそ、筐体を買ってしまうか、という状況に追い込まれたわけですけども、ここで頼りになるのが「ニッチの友達」、マイコンソフト。
ここは、本当に、地味に「こう言うアイテムを所望する連中が居るんだろうな」という機材をリリースしてくれている。
で、この段階で、導入候補として名前が挙がったのが、アップスキャンコンバータのXRGB-3と、ビデオエンコーダのXAV-2s。
どちらも、21ピン端子を搭載して、21ピンRGB信号をたたき込むことができる。
違いがあるとしたら、XRGB-3の方は、PC用モニタ(特に、液晶モニタ)が受け入れられるような信号に変換して出力すること。もう一方は、セパレート映像信号として、変換して出力する、と言うところが違う。
これは、早い話、主要とするターゲット層が違っている事に繋がる……んだけど、XAV-2sを候補に挙げたのは、早い話、安いのよ。で、値段のXAV-2sか、それとも、機能のXRGB-3かってところで、迷ったんだけど、結果的に、XRGB-3を選択させた最後の要因が、手元にあったダウンスキャンコンバータ・TVC-XGA2の存在。
これは、龍娘のムービーを撮るために準備したものの一つ。
この辺りは、05年の初頭に詳しく書いてあったと思うんで、そっちを見てもらうとして。


このTVC-XGA2。微量ながら、垂直表示領域、水平表示領域を変更することができる。また、アンダースキャンモニタに入力される事が前提の映像信号を、オーバースキャンモニタに入力されるNTSC信号に変換するのが仕事なので、当然、アンダースキャン状態を作り出すことができる。
つまり、S端子信号に変換してもはみ出しを小さくできるだろう、ってもくろみがあったわけさね。
あと、推測での話になるんだけど、320×240って解像度で、それをオーバーサンプリングして、60HzのSXGA信号にしているだろうから、それをS端子映像信号に変換しても、ドットの消失*3などが発生しにくいだろう、と目論んだからなんだけどね。

*1:この残機表示は、キンイロを模しているので、キンイロに騎乗するレコ。

*2:L567って液晶モニタは、17型の5:4・SXGAモニタ。長辺方向1280ドット、短辺方向1024ドットの。

*3:SXGAは、NTSCに対して、長辺方向に2倍弱の解像度を持つために、最小ドットだと変換時に情報が喪失する。