いつかのRunner#3。

……ほぼ4週間ぶりだって。ヒドイ話だと思わん?
って、何人ぐらい、これを目当てに来てるのか判らんけどさ。

総員、出力全開!

 二日目。「枯レ森」にて。

 アイテムポイントでの採集活動を終えて、十五階への階段の捜索に戻ってしばらくのことだった。
「この辺り、第三階層への上り階段の裏なんだけど……」
 アトリウスが描いている地図をのぞき込みながら、ラスクが、はぐらかすようにつぶやいた。彼が何を言いたのかすぐに理解したのか、アトリウスが、ぴしゃりと一言。
「夢見るのだけは止めとけ……」
 とだけ、手厳しくはあるが、思いやっているからこその言葉をかける。
「だいたい、最初に降りたときに、確認しただろ」
「あの時は、それどころじゃなかったじゃない」
 とアトリウスの言葉に、ユリが不満の言葉を投げかける。
 事実、ラスクが言う階段付近の通路を調べてまわっていたのは、彼らが、モリビトの少女がけしかけてきた魔物を撃破して、この階層に初めて足を踏み入れた直後のことだったからだ。
「俺だって、夢は見たいさ……」
 地図と自分たちの置かれている状況を付き合わせて、アトリウスは、正直な感想を口にする。が、それ以上に、
「でも、無かったんだから仕方ないだろ? 仮にあったとしても、それは、単なる一方通行だ。時間短縮を可能にしてくれるものじゃない」
 と、第一階層を探索しているときに経験させられた一方通行通路の存在のことを思い出して、二人に反論していた。


「アトリウスさん」
「なんです、ティタさん?」
「可能な限り、障害は排除します。今は、地図描きを優先してください」
 固い声で呼びかけられたのでなにごとかと、身構えたアトリウスだったが、彼女の言葉の本当の意味を見抜いて、溜息をつきながら答えた。
「……下見なんですね」
「その通りです」
「だそうだ」
 ティターニアの返答を、そっくり投げ返すように、アトリウスは、主力とも言える二人に言葉をかけた。
「ユリ、ラスク、息切れしそうになるまで、出力全開で行っていいそうだ」
「おっけ、任しといて」
「え゛〜?」
 アトリウスの言葉の意味を、ストッパーの解除と受け取ったのか、二者二様のリアクションを見せる。
 セーブしながら戦い続けることに、不満を感じていたのか、ユリは、喜色満面。ラスクの方は、彼女との共闘することよりも、その先にあることに不平を覗かせる。
「新しい階に辿り着く度にやってたことを、繰り返してるだけだろ?」
 ラスクの不平の一端を承知していたからなのか、エリアルは、呆れたように言い放っていた。
「そのかわり、地図が完成すればこっちのもんなんだ」
「大丈夫、大丈夫。後ろの声は神の声……なんて、今更言うこともないか」
 と、顎に指を当てながら、ユリがラスクに言葉をかける。
――あんな単音節で、追撃を決められるのは、お前らだからだろ……
 と、エリアルとアトリウスは、思っていた。

4週間ぶりに書いたと思ったら、中途半端で終わっている辺りが、またヒドイ話。
まぁ、これ(いつか、初日)を書くことを、テンションを上げるためのイグニッションにしか捉えていないのが、大問題なんだけど……

実際問題、それぐらいしかないのよ。
無理矢理にでもゲーセンいって、ガル2とかケツイをやって、気力を叩き起こすことも必要なんだろうけどね。
一気に疲れが噴きだしてきてるわ……本当に。