雨が降る前、というか、湿度が上がってくると、空気の匂いが変わるそうです。
……と言っても、区別のつかない人の方が多い話です。
えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
現在、ようやく大詰めな、パート・その七でございます。
んでは、本文。
祝宴#11
<-『祝宴#10』 「どうして、あんなこと言うのよ、ルキア」 ふくれっ面で、ルキアの判断に、ユリが抗議の声を上げる。 「あんたねぇ…… ケーキはどう見てもデザートでしょ? カイル達が準備してくれた料理を後回しにするなんて言うつもり?」 「それもそっか」 ルキアの反論に、納得、との表情で答えてしまう。 そうでなくても、このパーティには、カイル達調理班の成果が準備されているのだ。 それを食さなくて、何を食すというのか。 そう決まってしまえば、彼女の選択に淀みはなかった。 「ラスク」 ケーキが下げられた後、自分の居場所を決め損ねたからなのか、場の雰囲気に流されるまま、ユリの傍で手持ち無沙汰にしていたラスクに、声をかける。 「何?」 「私の好み優先でも良いよね?」 と、問いかけられるが、ラスクとしては、それを拒む謂われはなかった。 今夜のパーティは、冬至祭が、主な題目ではあるのだが、その中に、彼女の誕生祝いも含まれている以上、主役としての格は、彼女の方が上になる。 「良いよ」 その事を織り込んでの返答だったからなのか、それでも構わない、との判断だったのか。ラスクは、考え込んだり、迷うこともせずに、そう答えていた。 「それじゃ、量は少なめにしておくけど、好き嫌いは無しの方向で。良いわね?」 「はぁ〜い」 「何か気に入らないことでもあるの?」 ラスクの相の手に、乗り気ではない気配を察知したのだろう。思わず、半目でラスクに食ってかかってしまっていた。 「ユリが考える、少なめよりも、もう少し少ない方が良いかなぁ、って」 「って、あれだけじゃ、大きくなれないよ?」 「一品一品は少なくても、食べる食材の数が大事だって、聴いたことがあるよ?」 「そういうもんなんだ」 「だから、ね」 「おっけー。いろいろと控えめに取ってくる」 「さぁ、やるぞー」との意気込みを感じさせながら、料理を取りに向かったユリの様子、そして、その場に留まっているラスクを見遣って、ヤンヤンが呆れたようにぼやいた。 「いろいろと控えめって……どれだけ取ってくるつもりアルか?」 「多分……トレーが必要になるぐらい……じゃないかな?」 と、ラスクも苦笑いしながら答えていた。 To be continued... -> 『星空#1』コメント投げるまでもねーな、と思うけど、って人は、こっちの拍手から。
ダベリ
この見出しの書き出しが、あっさり風味なのは、言うまでもなく。
ネタ切れだからです。
と、どうでも良いネタバラシをしつつ。こんな調子で、ダベリ開始なわけですよ。
えーっと、今日で58日目? 足かけ3ヶ月半……
付き合ってくれてる人がどれぐらいいるのかは、ワカンネけど……これで、確定っぽいですな。最長期間なのは。
物語のブロックの方は、後一つか二つやって、終わりってところですわ。それにしたところで、長いな……
まぁ、今週は、こんなところで。続きは、また月曜日。良い、週末を。