とうとう……49ですか。まだ終わりが見えてこないってのに。
まずは、『境界線』の分量突破ですか。あひゃ。
えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
現在、ようやく大詰めな、パート・その七でございます。
んでは、本文。
祝宴#2
<-『祝宴#1』 「それじゃ、あんまり余裕無いわね」 とのルキアの言葉に、クリスの方も、疑問符を浮かべてしまう。 「余裕?」 「ユリのことだから、タイガぶっとばして殴り込んでくるかも知れないから」 「そこまで……しますか?」 と、信じられない、というか、理解できない、というの表情で、クリスはルキアに聞き返すのだが、『現場を目撃した』ルキアには、しめきりが近づいているようにしか思えなかった。 「せんせー、みんなー、クラッカーが届いたから取りに来てー」 会場にいる面々に声をかける一方で、渡された荷物から、クラッカーを取り出す。 「これ、クリスの分」 皆に渡す時間を少しでも減らすためか、一番近くにいる結果になっていたクリスに、いの一番で、ルキアはクラッカーを渡していた。 クラッカーを渡されずに居る影響からか、ルキアの傍に張り付く格好になっているラスクを見守っていたクリスに、二番目にクラッカーを渡されたアメリアが、声をかけた。 「エンライトンさん」 「先生」 「応じてくれたんだ」 クリスが来たことを確認して、ようやく安堵したのだろう。胸をなで下ろすような声で彼女に話しかけていた。 「参加、するまでもありませんでしたか?」 「ううん。そうじゃないの」 と答えたところで、アメリアは、視線を教え子たちに向けていた。 「みんな、賢徒服着てるでしょ? だから、気後れしてるんじゃないかな、って」 「せっかくのご厚意ですから、受けない方が失礼じゃありませんか?」 迷いを微塵も感じさせずに言い切ったクリスの言葉に、アメリアも苦笑いを浮かべて 「タイガ君には聞かせられない話ね」 とぼやいてしまう。クリスにしてみれば、自分の言葉が、どうして、そのようなぼやきに繋がるのか、理解できなかった。 「どうしてですか?」 「あの子にしてみれば、貴女みたいな存在は、トーナメントに参加しない絶好の言い訳になっちゃうんだもの」 「それとなく、参加するように伝えておきましょうか?」 「どうやって?」 「『いつになったら、採寸のための呼び出しをさせてくれるんですか?』って、言っておけば、多少は参加するようになると思うんですけど?」 採寸のために購買部に呼ばれる、と言うのは、アメリア組の面々に限らず、全校生徒にとって、賢徒服をあつらえるための儀式のような意味合いを持っている。 つまり、クリスの提案というのは、その事を逆手にとって、遠回しに、賢徒への階梯を昇れと命令することを意味していた。 「けど、あのタイガ君が、その程度の……」 と、アメリアは渋るが、そんなことなど心配無用、との表情でクリスが一言付け加えた。 「タイガさん、ラスクたちの採寸に付き合っていましたし、」 「え?」 意外と言えば、意外なクリスの言葉に、アメリアの方も驚きを隠せない。が、クリスは、そんな彼女の反応など意にも介さず、言葉を続けた。 「私は、ラスク=エンライトンの姉です。まるっきり無関係な人間の言葉ではなく、私の言葉なら、多少は考えてくれると思いますよ?」 「無害そうな顔をしてるのに、意外と策士なのね」 予想以上に、したたかな言葉で答えたクリスに、アメリアの方が呆れてしまっていた。 To be continued... -> 『祝宴#3』コメント投げるまでもねーな、と思うけど、って人は、こっちの拍手から。
ダベリ
昨日は、ゲーセン行くつもりだったんだけど……
いろいろまとめてたら、タイムサービスどころか、営業自体が終わるわ! って時間帯になってしまってる今日この頃。orzジカンツカウノヘタスギ
そんなおいらのBGMは、「惑いて」ですが、何か? 静かなマイブームって奴ですよ。
今日の話は、えーっと、クリス、意外に黒いな、と(汗)。
もうすぐ、冬至祭も始まるんだけど……始まるまでは、もうちょっと掛かる予定。ってさ、もう初夏だよね。なのに、話の中は、まだ冬ですよ? それも、年越す前。季節感なんて、ありゃしませんぜ、旦那? ってところで。
ま、今日のところは、こんな感じで。続きは、また明日。
あ゛ー……そろそろゲーセン行きたいじぇ……