季節が進んだ影響で、食欲が落ち着いてきたんだと思うんだけど……
まだまだ、寒の戻りがありそうな感じなんだよなぁ。
えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
気がつきゃ、5つ目になってしまっている今日この頃。
んでは、本文。
当日#10
<-『当日#9』 「どういうこと?」 タイガの返答の意味が理解できなかったのだろう。きょとんとした表情で聞き返すことが、ユリにできた精一杯の反応だった。 「取り敢えず、その荷物、受け取ろか」 「なんで?」 「なんで、ってお前。ルキアの伝言、ラスクにも伝えて貰わな困るからに決まっとるやろ」 空気を読んでくれ、と言いたげにタイガがユリの反問に答えた。 「ところでさ」 「なんや?」 「なんで、カーテン引いてあるの?」 タイガに、自分が背負ってきた鞄を渡そうとする傍ら、自分の視界を遮るようにひかれたカーテンが気になったのか、ユリが問いかける。 「始まりゃ判るんやから、きにすんな」 タイガとしても、ここで悟られるわけにもいかないので、注意を逸らすような言葉で答える。 「まぁ……タイガが、そうやって止めないんだったら、酷い事ってわけでもないんだろうけど」 「一応、信頼は……って、重た!? お前、何本はいってんのや?」 渡された瞬間に、予想以上にずしっと伝わった感覚に、タイガ自身が唖然としてしまう。 「さぁ? クリスから渡された分、まとめて持ってきたわけだから」 ――ラスクを平気で王子様だっこに出来る時点で、どうかとは思うとったけど、ここまで怪力やったとは…… と、改めて、か弱さとは逆方向のユリの様子に、タイガも呆れ果てていると、 「で、ラスクに伝言って何?」 「そうそう。それな。ま、たいしたことや無いんや。賢者服に着替えとけ、ってだけのこっちゃ」 「なんだ、それだけ?」 「あとな」 「なに?」 「ヤンヤンも購買に行くように伝えとるから、ヤンヤンの顔見たら、伝えといてくれるか?」 「諒解、ってヤンヤンが購買に来るまで待ってた方が良いの?」 「いや、ルキアとしては、迎えをよこすつもりやろうから、購買で、それまで待っとれって事やと思うぞ?」 「判った。ラスクにも、そう伝えとくから。ちゃんと、それ中に運んどいてよ?」 タイガに渡したことを指さしで確認すると、ユリは、念を押すようにタイガに言いつける。 「判っとるがな」 と、苦笑いを浮かべて、タイガもユリの言葉を受け取っていた。 「ルキアー?」 ユリが、購買に向かって歩き始めたことを確認すると、それを合図としていたわけでもないのだが、扉を叩きながら、タイガは、中に残っているだろうルキアを呼びつける。 「……ユリは行った?」 と、しばらく間をおいてから、ルキアが様子を窺うようにのぞき込む。 「それなら心配ない。さっき、購買に行かせて、で、あいつがこっち振り向いてないことを確認したところやから」 自分の想定の範囲内で、きっちり仕事をこなしているタイガの気の回りっぷりに、ルキアも、思わず舌を巻いてしまう。 「なら、入って」 「んじゃ、ユリが運んできた分、中に入れるからな。それより、中は終わってんのか?」 「最後の仕上げは、アロエちゃんたちに任せるつもりなんだけど……」 とタイガの質問に答えると、ルキアは、その任せるつもりの二人が戻ってきたのかが、気になった。 「二人は戻ってきたの?」 「ん? まだやけど?」 「んじゃ、それを中に運んだら、二人を待っててくれる?」 「未だ、廊下に立っとらないかんの?」 うんざりした調子で、タイガがルキアの割り振りに注文をつけるのだが、 「仕方ないじゃない。タイガが、自分から外で待ってたんだから」 と、呆れたように言葉をかえしていた。 To be continued... -> 『直前#1』コメント投げるまでもねーな、と思うけど、って人は、こっちの拍手から。
ダベリ
あ゛ー……そう言えば、誰に迎えに行かせるとか考えてなかったですよ?
ま、ルキアにせよ、タイガにせよ、シャロンは行かせないだろうなぁ、とかなんとか。
まぁ、牛歩のような進行具合ではありますが、ちゃんと進めてるんでね。
うん……
さてと……時間を作ったとしても、どっちを優先させるか、それが問題だのぅ。
紅魔郷も、ちょっと良い感じで進んできてるから、カタを付けてしまいたいってのもあるにはあるんだけど……回数こなせないんだよなぁ。パニクることが多すぎて。
んじゃ、まぁ、今日は、こんな感じで。続きは、また明日。
*1:5月過ぎていれば、梅雨前線の走りかとも思えるんだけど、今の時期では、まだ、梅雨前線とは思えない