どうにかこうにか、今日は切り抜けた……
が、しばらく、先週以上にヤバイ綱渡りを始める事になってしまったのかも……(滝汗)
えーっと、とっかかりは、2/19。ヘッダというか、トップにリンク張ってあるから、今のところは、張らない。
気がつけば、今日から、4つめのパートです……
……おさらい……どうしよう……まだ、作中での時間は、二日目なんですよ?
んでは、本文。
作業#1
<-『準備#7』 「どうして、セリオスが持ってないの?」 教室にもどったラスク一行を目にしたルキアの言葉は、批難めいた言葉だった。 「持ってたの、セリオスさんだったんだけど」 と、ラスクが抗議の声を上げるが、 「はいはい」 と、とりつく島がない。 「取り敢えず、ヤンヤンとユリとマラリヤとユウの机を使えば、皆で作業出来るだけの広さはあるでしょ?」 四人分? と言いたげな表情を覗かせたアロエに、ルキアも、 「アロエちゃんたちには、高いと思うんだよね。だから、ラスクとってことでね」 と言って聞かせるように言葉を続けた。それを聞いて不服そうな表情をアロエも浮かべるのだが、そんな彼女の反応を予想していたのかのように、言葉を続ける。 「ユリもそっちに行くと思うんだけどね」 必要になるだろう枚数の折り紙を裁断するのはセリオスが担当することになり、ユウとマラリヤの二人が、それに続く処理を行い、仕上げはラスクたちが担当する、との流れ作業になった。 期日は、決まっていないものの、それほど時間的余裕がない、との意識がラスクとセリオスの間で共有されていたのか、二人とも口を動かすよりも、手を動かすことを優先したために、口を開くだろうとルキアが予想していた、ラスクとアロエがしゃべらなかったために、沈黙の中作業が進んでいく。 マットを作業用に準備された卓上に敷くと、割り当てが終わってしまったユリとしては、ラスクたち五人の作業の進行を見ているほか、無かった。 とは言うものの、会話もなく、ただもくもくと作業を進めていくだけの彼らに退屈さも感じてはいたのだが、ラスクの集中を邪魔するのも申し訳なく感じてしまい、とにかく、邪魔にならないような作業を探す事にした。 侃々諤々(かんかんがくがく)と話し合っている様子の食材組とは異なり、目的がはっきりしてしまっている装飾組では、なまじ見識の共有が行われてしまうと、一気に、そちらに向かってしまう、との傾向が強く表れてしまう。そうでなくても、セリオスとマラリヤは、口数が多いとは思えないし、ユウも、そんな状況下で口を開くほど、気が強いとは、お世辞にも思えない。そして、ラスクとユリとの組み合わせでは、口を開く人物は皆無になってしまう。 最初のうちは、こんなモノかと思っていたアロエも、いい加減退屈になってきていた。が、きっかけもなく話し出すには、この空気は重すぎるので、それを払拭するきっかけを探し始める。 ――! こんなこと聞いてみよ。 ここにいる二人が、部屋の割り当ての再編成を促したことも有り、どうしても、聞いてみたい質問が有ったことを、彼女は思い出していた。 「ねぇ、ラスク君」 「なに?」 ながら返答は失礼と感じたのか、ラスクは手を止めて、アロエの呼びかけに応えた。 To be continued... -> 『作業#2』おさらいあった方が良いって人は、ここから、メッセージお願いします
試験的に、こっちにも追加してみました。