『越境〜光もたらすものと標星〜』#47

……倍速かけるとしたら、どうするのがいいかなぁ?
一つの見出しで、二話分書くか、それとも、今まで通り、一つの見出しに一話分とするか。
……今、ちょっと悩んでます。はい。


スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
昨日から、10月13日・後半戦でございます。ユリの時は、まぁ、スレスレな昇格だったわけだけど、ラスクの方はどうなることか……なんて今更言うこともねーか。(ぉぃ
ところで、第1話へのリンクって……必要?

では、本文。

Across the BORDER.LASK side.#2

<- 『Across the BORDER.LASK side.#1』

「来たわね?」
 ユリと交代する格好で、エントリーに訪れたラスクに、アメリアが待っていたと言わんばかりに声をかける。
 と、声をかけられたラスクの方も、若干緊張の色をにじませて、無言で頷き返す。その様子から、アメリアは、ユリ自身から、昇格したとの報告を受けた、と判断した。
「固くならない。ね」
 彼の緊張を解こうと、アメリアが落ち着くように声をかけるのだが、当の本人は、落ち着いた声で、こう返した。
「まずは、ペガサスに帰ることですよね」
 まるで、そうしなければならないときが近づいていることを理解しているかのようにだ。
 アメリアとしては、昇格を控えている生徒に対しては、プレッシャーにならないようにとの気遣いから、昇格に必要になりそうなトーナメント数を口にしないことにしているのだが、ラスクには、そんな気遣いは無駄であるように見えた。
「落ち着いて、トーナメントに臨んでね」
「はい」

 アメジスト・ソリッド、トパーズ・カテゴリー2、ルビー・ベイグと並んだトーナメントの予選セットを見遣ると、ラスクは一回深呼吸をした。
「……まずは、ペガサスに戻ること。今のぼくに必要なのは、そう言うこと」
 と自分に言い聞かせ、トーナメントの開始に身構えた。

 ジャンルとしては、苦手・得意・苦手、と並んだ格好になったのだが、通過順位は、セットトップ、四位、セットトップと、得手不得手を逆転させたような格好になっていた。だが、それも必然の結果だったのかも知れない。彼が唯一セットトップを逃す格好になった第二セット、トパーズ・カテゴリー2において、一体だけ、最初に閃いた選択肢を信じずに、余計な選択をしてしまい、撃破し損ねてしまったのだ。その判断ミスが、四位との結果に繋がってしまったのだ。
「……今度は、あんなミスはしない」
 と自分に言い聞かせ、予選で選択されたカテゴリーでもある、トパーズ・カテゴリー2のメダリオンを手にとる。
「ペガサスに戻る、ペガサスに戻る。ペガサスに……戻らなきゃいけないんだ」
 と自己暗示をかけ、コロセウムに臨んだ。

 第一クォーターは、ラスクが選択したトパーズ・カテゴリー2となった。が、コロニーの特性を持った異形に対して、繰り返すまい、と誓っていた判断ミスを行ってしまったのだ。
 自身の不甲斐なさが招いた結果とはいえ、それが痛恨のミスだと言うことに、気付かされる。
 続く第二クォーターは、トパーズ・マルチとなり三体連続で撃破できなくなる、との覚悟も決めたのだが、そこそこに切り抜けることに成功できた。
 第三、第四クォーターと、アクアマリン・ベイグが続き、第一クォーターでの遅れを取り戻そうと躍起になったが、ラスクが追う相手も、同様に、突き放そうと撃破数を重ねていくために、結果的に追い着くことが出来ないままに、十二体目の霧散となった。

「ペガサスに戻ることが最優先としても……喜べないよ……これじゃ」
 コロセウムで、最後に落雷を受ける格好になったラスクは、そんな呟きを漏らしていた。

To be continued... -> 『Across the BORDER.LASK side.#3&#4』

ダベリ

今日のところは、取り敢えず一戦分。って、そんなに回数重ねてないんだよな。この日は。
ユリの方は、四戦。ラスクの方は……言わない方が良いか。隠すだけ無駄だと言っても。
取り敢えず、近日中になんとか手元ではカタを付けて、一気に押し進めたいところなんだけど……がんばりましゅ。
はい。
手元は、10/14になってるんだけどね。

さて、今日のところは、こんなところで。続きは、また明日。