ストックの方は改善できたモノの……最後まで到達できていないもんで……
加速かけるって極悪技を使うわけにも行かず…… orz
あと10日以内で、手元の原稿を片付けることが出来るか否かがキーポイントになってきた感じ。
⊂⌒~⊃。Д。)⊃
スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
ようやく、13th Oct.になりました。作中の時間は。なお、このセクションの始まりは、11日。一の位と、セクションの話数が一致してます。わほ。
ところで、第1話へのリンクって……必要?
では、本文。
Across the BORDER.YURI side.#4
<- 『Across the BORDER.YURI side.#3』 ――今回の結果が、二百六十一点。その前の合計が、二百三十六点、二百三点、百二十三点、二百四十四点の八百六点。……本当に帳尻を合わせるのが巧いんだから。 Aランクの点数を出しておきながら、振るわなかった回の影響で、Bランクのユニコーンに落ちてしまっていたことに、ヒヤリとさせられたアメリアは、その日、通算四戦目のトーナメントの結果を見て、ちょっとだけ、いたずらしたい心境になった。 ――これぐらいは、赦されるでしょう。心配かけたんだから。 「お疲れ様」 二戦連続で、二位という結果に終わってしまったユリをアメリアが出迎える。 「はい、シルバーメダル」 と、彼女の戦績を讃えるメダルを手渡すのだが、二位に終わってしまったことが悔しいのだろう。不機嫌そうな表情で、ユリはメダルを受け取っている。 「それで、昇格点の方なんだけど……」 と、アメリアに切り出されたことで、ユリの顔色が青くなった。自分の階級と、今、自分が所属しているトーナメントランクを思い出したからだ。 「あの、先生……まさか?」 ユリが、あまりに狙い通りの反応を返してしまったせいで、人の悪い笑みを漏らしてしまいそうになる。が、努めて、表情を動かさないように心がけつつ、 「その、『まさか』」 と、短く応えるだけ。 「先生、なんとかならないんですか?」 と、泣きついてきたユリの様子を目にして、さすがに、申し訳ないと思ったのか、アメリアも、 「あのさ、ユリちゃん」 「はい……」 「これから言う五つの数字の合計を計算するって問題、解いてくれる?」 「……はい」 「二百三十六、二百三、百二十三、二百四十四、そして、二百六十一」 しばらく考えているようだったが、途中で頭が混乱してきたのか、 「先生、書いてもらえますか?」 と白旗を揚げたような言葉が続いていた。 「仕方ないわね」 とアメリアは答え、手短なところに有った紙に、先ほどの数字を書き込んだ。 「はい、これ」 と手渡し、ユリに計算するように促した。 「これを解いたからって……」 とぼやきながら、アメリアから渡された紙切れの数字の合計を計算し始める。と、アメリアは、ユリの注意が自分から離れた事に気がつくと、三角帽を取りに控え室に引っ込んだ。 「先生、これになんの意味が……? あれ、先生?」 「ユリちゃん、私さ、まだ一つ、済ませてないこと有ったでしょ?」 アメリアは、控え室の鏡で帽子の角度などを確認しつつ、一人残したユリに、確認の問いかけを行う。 「ランク判定ですか?」 「いえーす。でね、ユリちゃん。さっきの計算問題、答え、幾つになった?」 と、ユリの質問に軽い口調で答えると、彼女の注意を逸らすために与えた計算問題の回答を訊ねた。 「千六十七、ですけど」 「それね、ユリちゃんの、最近五戦の撃破点の合計なのよ」 「へ?」 と、アメリアの返答に、ぽかんと惚けたような表情を浮かべてしまった。 To be continued... -> 『Across the BORDER.YURI side.#5』