『越境〜光もたらすものと標星〜』#30

調べ事とかしながら更新作業していたら、この時間帯*1になってしまいましたよ?
昨夜の小咄も書いてないってのに。
でも……まさか、初めての決勝で、賢王メダル貰えるとは、思ってなかった。

by the way.
ゲオフのQMAやら音ゲーのレイアウトが変更されたって話は前にしたと思うけど、その影響が、キッチリでてましたわ。どうせ、そうなるんだろうなぁ、と思ってたことが実際にね。
……音ゲー待ちするんだったら、立っててくれんかね?
どないしよ? QMA4になったら、ホーム変更しようかしら。Loopにでも。ただ、遠いし、タイムサービスがないのが難点なんだが。


スタートは、06/12/04。おさらいは、いつも、と言うか、毎度のように00年2月4日に。
年越しまたぐ、セクションになってしまいましたな。作中では、『その境界線』をまたいでないのに。このセクションの頭は、06/12/30から。
ところで、第1話へのリンクって……必要?

では、本文。

The BORDER of close at hand.#4

<- 『The BORDER of close at hand.#3』

「力を持つ者は、相応の義務を背負わなきゃいけないの…… ここで学ぶ、ってのは、その事を知ることでもあるんだからさ」
 ぼやくように、アカデミーで学ぶという意義を語るアメリアに、クリスは、タイガの言葉を聞き出そうと問いかけた。
「タイガさんは、なんと言っているんですか?」
「二人が、キング、つまり、次の昇格検定をクリアしたら、自分もナイトに、つまり、中級に上がるって」
「その言葉を信じてみてはいかがですか?」
 とクリスは提案してみるのだが、アメリアにしてみれば、タイガの昇格に対する意気込みが、他の十三人とあまりに違っているために、その言葉を信じても良いのかどうか、にわかには判断することができなかった。そんな彼女の不安を見抜いたからなのか、クリスも背中を押すような言葉を口にする。
「大丈夫ですよ。二人とも、タイガさんを毛嫌いしているわけでもないんですから」
「確かに、ね……」
 と、応えたあとで、ふと自分を省みてしまったのか、
「……私ってダメなのかなぁ?」
 と落ち込んだように、つぶやいてしまう。
「どうしたんですか?」
「準生徒のあなたに励まされるなんてさ」
「確かに、ダメな先生かも知れませんね」
 キッパリと言い切ったクリスの言葉に、アメリアも不満をぶつける。
「ちょっと〜、そんな言い方ってないんじゃないの?」
「だったら、この時間帯に、ここにいる事は、問題ないんですか?」
 と、クリスに返されてアメリアがはっとした表情を浮かべる。
「そうだった! たまたま誰も来なかったから、ここに来たんだった!」
 慌ただしく戻り支度を整えると、購買からの去り際に、
「安心して二人をトーナメントに迎えることが出来るわ。それじゃ、その時はよろしくね」
 とクリスの返事を待たずに、バタバタと慌ただしくアメリアは、自分の控え室に戻っていった。

「慌ただしい先生だよね…… でも、ラスクが羨ましいな。アメリア先生に見てもらえて」
 と、小さくなっていくアメリアの背中を見送りながら、クリスは、ポツリとつぶやく。
 呟きが、静かなざわめきの中に溶けていくと、ラスクにはやや大きい、ハンガーに吊るされた白い制服に振り向いた。
「もう、すぐそこまで来たんだね、ラスク」

To be continued... -> 『To the BORDER, It is 1 step more.#1』 

ダベリ

アメリア先生にとって、タイガは頭痛の種のようです(笑)。
ってのはどうでも良くて……
今、ちょっと考えているのが、close at handの第5話。つまり、明日からの部分のセクションタイトルを、このまま引き摺って良いのかって事。
正直なことを言うと、茶飲み話は、ここまでなのよ。って、最後のクリスの台詞を見れば、そう言うのも納得して貰えるのかなぁ、とかなんとか。
まぁ、変更するなら、そのタイトルは予想付いてると思うんだけどさ。今までのフォーマットにしたがうまでだから。

さてと。今日のところはここまで。続きは、また明日に。

*1:2時〜3時台