……そう言うことは、祝日前にやるな、普段にやれ?
ごもっともにございます。orz
開幕は、今週の月曜日。終了予定日確定。土曜日終了ってことでね。
未回収話#4
<-『未回収話#3』 「えー!?」 抗議、というよりは、絶叫のようなラスクの声が部屋の中に響き渡る。ユリは、ラスクの言葉を遮ったときから、こうなることを予想していたのか、そうそうに耳を塞いでいるし、ルキアの方も、巻き込む格好になったアロエの耳を塞いでいる。が、自分自身は無防備になっているので、少々しかめっ面になってはいるが。 「そう言うことだから、覚悟を決める。いい?」 「って……あの、さ?」 「私が良いって言ってるんだから、気にしないの」 回避方法に考えを巡らせているラスクに、決心を促すような言葉とともに、ユリが手近な椅子に浅く座る。 「ルキア?」 「約束だものね」 とユリの呼びかけに答えると、一箱のスナックを彼女に差し出す。差し出されたスナックの意味を理解できずにいるラスクを無視するように、当たり前のように受け取ると、 「取り敢えず、一本はラスクにあげるから」 との言葉をラスクにかける。 「一本だけ? って……それ以前に、何をしたいのか、よく判んないし」 ユリの言葉の勢い、というか、空気に流されそうになる自分に、抗うように首を振りながら、ラスクがユリに言葉を返すのだが、当のユリは慣れた手つきで開封すると、 「ラスク、いいから、私の前に来て」 と、煮え切らない態度のラスクを呼び寄せる。 「ここ、でいいの?」 自分が立つ場所を確認するラスクを抱き寄せて、 「あの時のラスクは何処に行ったの?」 とユリが囁きかける。ラスクも、そんな彼女の素振りの意味を理解したのか、彼女にならうように耳打ちするような声で応えた。 「あの時って?」 「ホワイトデーの時の」 とのユリの言葉に、敢えて、考えることを避けていた事態になっていると、ラスクは思い知らされた。 「だからって……」 「私、代価貰っちゃってるから」 退くに退けない、いや、確信犯のようなユリの言葉に、ラスクは、自分も折れるしかないのだと、悟らされた。 「どっちがするの?」 「ラスクから、ね」 「……わかった」 観念したようにラスクが、ユリの言葉を受け入れた。 「ちゃんと見える場所に来てよ?」 と、今回の首謀者に、ユリが決行を告げる。 「ラスクも、ユリを見習わなくちゃ」 との首謀者、つまり、ルキアの言葉に、 「ルキアさんのようにはならないでね」 とラスクが応える。そんな二人のやりとりが終わるのを待っていたのか、ユリが、ポッキーを一本くわえ、軽く顎を上げて、瞳を閉じた。彼女が纏う空気を読んだからなのか、ラスクも、ちょっとだけ大人びた態度で、彼女に応える。 「ちょっとー、何ムード作ってんのよ」 ルキアのノイズを無視して、ラスクが、ユリのくわえたポッキーを囓り始めた。 To be continued... -> 『未回収話#5』
ダベリ
珍しく、前話からちょっと引っ張ってみたですよ。って、実質的には、ほとんど引っ張ってないようなもんだけど。(マテ
で、それを受けての今日の話だけど……読んだ人にしてみれば、「てめえ、そこで引っ張るかよ!」って……言われそうな按配で。
でも、ここで引っ張りますよ? ええ。だってさー、この小咄のクライマックスよ? 引っ張るに決まってんじゃーん。(ぉぃ
さてと、今日はこれまで。って……いよいよですか。いよいよですよ。って、いったところで、明日の分では、あれよ。なによ? って謎が仲間を呼びまくる展開で明日に続く。とかなんとか。