このところ、生活リズムが乱れてて、書いてる時間帯が深くなってるのが大問題……
なんとかせんとマズいな……
開幕は、今週の月曜日。で、今書いてる部分でさ、ちょっとした誘惑に駆られたんだけど、それはそれで、独立させる方が良いだろうと言うことで、別枠に。一応、今週いっぱいで終わらせるつもりなんだけど、ね。とっとと、賢者昇格に取りかかりたいから。
未回収話#3
<-『未回収話#2』 「それじゃ、この資料。ラスク君の机の中にしまっておきますね」 拡げた資料を片付ける暇も与えられないな、と判断したのか、カイルがラスクに言葉をかける。 「ごめんなさい、なんか、余計な仕事まで押しつけちゃって」 申し訳なさそうに、ラスクが答える。 「それじゃ、いくよ」 「はぁい……」 渋々だと言いたげに、ラスクがユリの言葉に応える。 「ユリさんに振り回されてるわりには、イヤそうな顔、してないんですよね」 とは、二人を見送ったあとのカイルの率直な感想だった。 目的の部屋に到着すると、どういう訳か、ユリが自分の背後に回ったことに、ラスクは気付いた。 「どうして、後ろに立つのさ?」「良いじゃない。たまにはさ」 ラスクの問いかけに対して、ユリははぐらかすような言葉で答えていた。 「さ、中にはいろ」 と、押し込まれるような格好になりつつ、ラスクはその部屋の敷居をまたぐ。 「ラスクで良いんでしょ?」 彼に続く格好で、部屋に入ったユリが、中にいるだろう人物に言葉をかける。 「さっすが、ユリさん。話が早い」 とのルキアの声が聞こえたところで、ラスクは回れ右をしたい気分になった。が、同時に、どうしてユリが自分の後ろに回ったのか、その目的も理解した。 ――前門の虎、後門の狼……って今みたいなことを言うのかなぁ…… と、冷静に自分の置かれている状況を確認する。 「ユリさんとラスク君で?」 「?! なんで、ここにアロエちゃんが居るの!?」 アロエの声が耳に入ったところで、反射のようなタイミングでラスクが声を上げる。 「だって、これからして貰おうと思ってること、抵抗無しに出来るの、ラスクとユリぐらいしか思いつかなかったんだもの」 と、ラスクの疑問に、ルキアが答える。 「答えになってないよ?」 「あ、そっか。アロエちゃんがね、どうしても実際にキスしてるところを見たいって、私に頼ってきたから、それじゃ、って事でね」 アロエに指摘されたからなのか、立て板に水と言わんばかりの勢いで、取り繕うような言葉を次々と紡いでいく。そんな二人の様子に、さすがに疑いを持ったのか、ラスクも半眼でルキアの方を見ている。 「アロエちゃん、今のルキアさんの言ったこと、ほんと?」 「ほんと、ほんと。ね? アロエちゃん」 アロエは、自分の言葉を遮るように答えたルキアの様子を、思わず伺ってしまう。 「ほ」「どっちだって良いじゃない、この際」 ラスクの質問に、戸惑いながらも肯定の言葉を投げ返そうとしたアロエの言葉を、ユリが遮った。 「よくな」「二人とも知ってるんだもの」 戸惑うアロエに、何かを察知したのか、噛みつくような勢いのラスクに、ユリの言葉が被さった。 「え……っと? え?」 To be continued... -> 『未回収話#4』