そう言えば、時節を言及してなかったっけ(汗)。

whoとwhereとhowとwhatとwhyは、書いたと思うんだけど……
一番肝心な、whenを書いてなかったな、と今更気がつく、このおバカぶり(汗)。
ま、今日の本文を見れば判るから良いか。(ヒドイ)


予定としては、今週いっぱい。ってさー、この程度の話をズルズル引っ張るのも良くないでしょう? ちょっとした一場面なんだから。そんなわけでね。

未回収話#2

<-『未回収話#1』

 ルキアに連行されての交渉を終えると、ユリは、彼女が自分の相手として想定しているだろう人物、つまり、ラスクの所在を確かめるために、教室に戻った。
「あれ? ラスクは?」
 彼の席に、人影はなく、教室の中を見渡しても、目立つ緑色の髪は見あたらない。
「今日は、カイル殿と復習するそうだ」
「ふーん……何処に行くとかいってた?」
「おそらく、図書室、だろうな」


「それじゃ、これの場合は、どう対応したらいいの?」
「えっとですね。これとこれは、姿が似通っていますけど、真名(マナ)がまったく違ってくるんで、気をつけてくださいね。こっちが、カッセル。で、こっちが、ファースですから」
「セイジンじゃないんだ」
「どこから出てきたんです、その言葉は……」
 ポツリともらしたラスクの言葉に、カイルが呆れたように聞き返す。
「ん〜、なんとなく」
 カイルの問いかけに対して、ラスクは、少しだけ考えた素振りを見せて答えたのだが、その言葉に、カイルの方が何故かうなだれてしまう。
「なら、これは?」
 と、ラスクが示した資料には、二体の異形が一体の異形として記録されている。
「こっちは、姿が違っているように見える二体のうち一体は、実体を持っていませんから、実体を持っている方を撃破してやれば、残りも勝手に消えるんですよ」
「そう……なんだ」
「確か、マサヒロでしたかね」
 ラスクの相槌を聞いて、カイルは、続けるべき言葉を口にする。
「マサヒロ、なんだ」
 自分でも、注意点を洗い出しておかなければならないと判っているからなのか、「かたわれは幻影、真名はマサヒロ」と自分用にまとめている資料に書き込んでいる。
「それで……」「あ、いたいた」
 ラスクが、次の異形の注意点と真名を聞こうと思った矢先に、彼らが使用している自習室の扉が開いた。
「ユリさん。どうしたんですか?」
 ユリの来訪に、特に動じるでもなく、カイルは言葉をかけていた。
「サンダースから、図書室にいるんじゃないかって聞いたから」 
「だ、そうですよ」
 と、カイルは、ラスクに言葉をかける。
「……なに?」
 と、不機嫌さを隠そうともせずに、ラスクは、ユリに言葉をかける。
「終わりにして良い? 今日の自習って」
 ラスクが不機嫌そうなのは、織り込み済みだったのか、カイルに対する断りを入れることを優先したのだろう。まず、カイルに中断しても良いかどうかの確認をとる。
「僕の方は構わないんですけど、その、なんというか……」
「だって、だからさ」
 カイルの言葉を聞くと同時に、ラスクの抵抗を封じるのが目的と言わんばかりに、ユリが彼を抱きかかえようとする。
「ちょっと待って! 自分で歩けるから!」
「最初から、そう言えばいいの」
 声を荒げたラスクに対して、ユリは、諭すように言葉をかけていた。

To be continued... -> 『未回収話#3』

ダベリ

さて、と。今日は、ちょっと軽めに自習風景とかなんとか。
この自習風景、復習カテゴリーを見ていると、いつ頃のことなのか、おぼろげに見えてくると思うんだけど、時期は、6月。ラスクも上級、ユリも上級って頃合い。えーっと、昨日と今日。どうでもいい小ネタが一つだけ混ぜ込んであります。知らなくても、「ルキアなら、言ってもおかしくないかな」とか「どうして、そんな言葉が出てくるんだよ? orz」って事になるでしょうし、知っていれば、「あんた、そこで、そのネタを織り込むか?」ってことで済む程度のものですがね。

あ、でも、この頃のカイルって、ペガサスに定住してたんかな? してても不思議はないよなぁ。カイルなら(言い切れないところに、捏造が見え隠れ)。

ま、そんな感じで、今日はここまで。続きは、また明日。