とっかかり

……一応伏せては置くんだけど、自分でも文章読んでみると、伏せておく必要性が実はないことに気がつく。
どうしたもんかなぁ。取り敢えず、最後の昇格話で、昇格するまでは伏せとこうかなぁ……
もう良いや。開けちゃえ

ユリ:
 あれでも、ラスクは嬉しくないんだろうなぁ……
タイガ:
 優勝したことには変わりないんやろ?
???:
 ケルベロスでの勝ちじゃないからでしょうね。
――タイガ、かたまる。
ユリ:
 あれ? カイルもこっちきたんだ。どうしたの、タイガ?
タイガ:
 ナ、ナンデモナイ。 キニセンデモエエカラ。
ユリ:
 ?
カイル:
 アメリア先生から、お目付役を任されましてね。
ユリ:
 サボってるから……
タイガ:
 サ、サボットルントチャウ。ラスクタチトアタランヨウニ……
カイル:
 それなら大丈夫ですよ。タイガ君が、上級になれば、当たる可能性が大きくなる、ってだけですから。それに、フェスタでは、前回からナイトでしたよね?
タイガ:
 ヤ、ヤカラ、中級ニ……
カイル:
 だったら、なおさら、ラスク君たちと当たる可能性は低いですから。ね。
 トーナメント、行きましょう……か。

――タイガ、カイルに気圧されたかのように、従順に従う。
――それからしばらくして、ラスク合流。

ラスク:
 あれ? タイガさんは?
ユリ:
 カイルに、連行されたところ。
ラスク:
 連行って……
ユリ:
 まぁ、良いんじゃない? いい加減、上級ぐらいにはなってもらわないと、ね。