最後のパートにするつもりなんだけど……

本当に最後のパートになってくれるかどうかは、筆の滑り具合。(マテ
とっとと、次、つまり、最後の昇格話を始めてほしい人もいるだろうから、いい加減終わらせるべきなんだろうけどね。
……因みに、今日が、#31って事になってます。(うわぁ
さてと、本文を始める前に、いつものようにコピペでお茶濁し。
えーっと、物語の始まりは、9/18。おさらい程度のまとめは、00/2/3。
で、今日から、新しいパート。
んでは、本文をば、どぞ。

Lask the ADEPT #1

<- 『Report from Lask to Taiga #6』

「あれ? どうしたの? 二人揃って、ここに来て?」
 タイガの言葉に従い、アメリアの元に足を運んだ二人への、彼女の最初の言葉だ。それを聴いて、状況を読み取ることに失敗したユリがきょとんとしていると、予想していたのか、戸惑いながらではあったが、ラスクが反論の言葉を投げ返していた。
「あの、タイガさんが、ぼく達を呼んでるって」
 その言葉で、全てを理解したのか、タイガの判断に対して呆れたような声が漏れる。
「タイガ君にも困った……って事もないか」
「え?」
「取り敢えず、私たちの控え室で待ってて」
 ラスクにしても、アメリアのリアクションは予想外だったようで、二人はハモるように、間抜けな声で驚きを表現していた。が、そんな二人の様子を無視して、アメリアは教導員用の控え室に二人を招いていた。
「しばらく待っててね。誰も来そうになかったら、来てもらった理由説明するから」
「はぁ……」


 壁を通して伝わってくる歓声や喝采。そして時折聞こえる、異形相手ではなく、対戦者に向けてとしか思えない、どう転んでも言葉にしか聞こえない詠唱。
 壁の向こうで行われている修練のための活気、と言うものに満たされた部屋であることを、二人は肌で感じ取っていた。
「なんか、不思議な感じだね」
 ラスクが口を開く。と、ユリも、言葉少なに応えていた。
「そうだね」
「ねぇ、ユリ?」
「なに?」
「あの帽子ってさ、やっぱり、アメリア先生の、なのかな?」
 と、ラスクが指さした方向には、ひとつの帽子があった。広いつばの三角帽。ユリは、それをアメリアがかぶっているところを見たことはないのだが、なんとなく彼女の持ち物のような気がしていた。
「かも知れないわね」

 普段は目にすることのない部屋。普段は感じることのできない空気。
 二人にとって、その部屋に居ることは、ちょっとした非日常をのぞき込むような感覚に近かった。なんとなく落ち着かないのだが、かといって、居心地が悪い、と言うわけでもなかった。
 アメリアが、二人の元に現れない限り、ここから解放されないのだから、だったらいっそのこと、と思い、めいっぱいそれを感じて、見て帰ろうと割り切ることにした。
「お待たせー」
 雰囲気を堪能することにした二人を現実に引き戻すように、アメリアの声が控え室に響いた。
「先生、」
「なに、ラスク君?」
「あの帽子ですけど」
「あぁ、あれはね。儀式の時に必要なの」
「儀式?」
「あなたたちが、次の昇格検定をクリアできれば、教えてあげるわ」
 と、はぐらかしつつも、ヒントの塊の様な言葉で、アメリアはラスクの質問に答えていた。

To be continued... -> 『Lask the ADEPT #2』

ダベリ

このパートで最後にするつもりなんだけど……本当に最後になってくれるかどうかは、連中次第。
で、水曜日に上げる予定の部分を書いてるときに、ふと頭に浮かんだのが……
「塩沢さんが存命してたら、セリオス、塩沢さん*1かも知れなかったのかなぁ」って。使ってない事も影響しているのかも知れないけど、どうにも、子安ではイメージしにくい部分がある、というか、子安の声で画が浮かんでこないのさね。
誰の声ならすんなり浮かんでくるかというと、これが、塩沢さんなのです。
鬼籍に入られて、もう六年。
思えば、富山氏が鬼籍に入られたとき、銀英伝でのヤンの出番が終わり、まさに当たり役の完遂と共に、と聞くとさ、塩沢氏の夭逝も、それに近いモノがあったのかな、ってね。
ちと、しんみりするような話or子安セリオスファンを敵に回すような話になってしまいましたが、ま、今日は、こんなところで。
戯言の続きは、また明日。